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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/30

    ご相談を拝見しました。気に入った物件を購入し、実際に居住されることは、最も後悔の少ない選択に一つです。しかし、再販性や将来的な物件価値についても事前に考慮しておくことが大切です。

    一般的にマンションの価値は「立地」「管理」「性能」の3要素によって左右されます。

    特に、築年数が経過した物件においては、快適な生活の継続と資産価値維持のため管理は非常に重要です。

    ご検討中の物件は築40年とのことですから、これまでに少なくとも一度は大規模修繕が実施されているはずです。しかしながら、共用部の痛みが確認されるとのことですので、修繕の実施状況や修繕積立金の残高、今後計画されている修繕計画の有無について確認が必要です。これらの情報は、管理組合の総会議事録や長期修繕計画書で確認できますので、媒介業者に依頼して取り寄せれば良いでしょう。

    また、団地タイプの物件では、高齢者の居住割合が高く、同年代の子育て世代が少ないケースもあります。日中や夕方に団地内を歩くなどして、実際の住環境やコミュニティの雰囲気を確認されておくと良いでしょう。

    室内が綺麗で価格も魅力的とのことですが、建物自体の老朽化や管理体制に問題があれば、将来的な修繕費の負担や住心地の低下といったリスクも考えられます。価格や見栄えだけで判断せず、提案してポイントを調査・確認されたうえで、慎重に判断されることをお勧めいたします。

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