不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/08/06

    ご相談を拝見しました。結論として融資実行前の転職は、金融機関に告知が必要な事項です。

    告知した場合は審査がやり直しとなりますが、勤務年数が要件を満たさないため融資承認が取り消される可能性があります。しかし、転職先の企業規模や年収、職種によっては柔軟に対応してくれる可能性もまたあります。

    ですが、告知を行わず転職して融資が実行された場合、発覚した際には告知義務違反にあたるとして一括返済を求められる可能性があります。その場合、行動自体が欺罔行為なのですから弁解の余地はありません。

    どのように考えるかは相談者様ご自身ですが、トラブルを発生しない選択肢を選ばれることをお勧めします。

  • 私が回答します

    長岡 理知

    長岡FP事務所

    • 50代
    • 青森県
    • 男性
    • 専門家
    投稿日
    2025/08/06

    結論から申し上げますと、住宅ローン契約時に届け出た勤務先が変わるため、銀行への報告は必要です。ご不安に思われるかもしれませんが、正直に状況を伝えることが、今後の銀行との良好な関係を築く上で最も重要です。

    住宅ローンの契約書には、通常「届出事項に変更があった場合、速やかに銀行に届け出ること」といった内容の条項が含まれています。勤務先は、返済能力を判断する上で非常に重要な情報ですので、この届出義務に該当します。
    もし報告を怠った場合、後日何かのきっかけで転職の事実が判明すると、「契約違反」と判断されてしまう可能性がゼロではありません。そうなると、銀行からの一括返済を求められる可能性があります。内緒にはできません。

    契約後数年が経過していれば、転職したからといって、直ちに金利が引き上げられたり、一括返済を求められたりする可能性は低いです。
    しかし契約直後の転職は銀行の与信の判断に大きく影響する条件の変更です。契約直後の転職は融資を受けるために故意による詐欺と捉えられる可能性もあります。なぜ急に転職となったのか、納得のいく説明が求められます。

    以下の点については念頭に置いておくと良いでしょう。

    収入の変動
    もし転職によって収入が下がる場合は、今後の返済計画について銀行に相談する必要が出てくるかもしれません。逆に収入が上がるのであれば、銀行も安心する材料になります。

    保証料や金利の変更
    可能性は低いですが、あまりにも収入見込みが前職と異なる場合、保証料や金利が変更になる可能性があります。

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