不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    渥美誠

    不動産専門家

    • 40代
    • 愛知県
    • 男性
    • 専門家
    投稿日
    2024/05/19

    老後の資金については、対策をいくら実行しても悩みはつきませんよね。

    質問様のご指摘どおり、不動産はインフレに強くて遅効性があるため、現在の経済状況にあった資産保有の方法といえます。しかし、不動産の価値は経済状況に関係なく、極端に下がるケースもあります。

    たとえば、構造計算の偽造事件、タワマンの地下設備浸水事件などです。不動産の価値は経済以外の出来事からも影響を受けて下落するケースがあるため、現在の経済状況をもってしても、資産運用とローンを活用した資産保有が成功するとは断言できません。そのため、事例が見つからなかったのではないのかなと感じています。

    また、質問者様のような運用方法は誰でもできるものではないというのも、事例が見つからない1つの理由かもしれません。

    結論に移りますが、質問者様の場合「不動産の価値が下落しない」「金利が上昇しない」の2点が続けば、良いローンの活用方法になるといえます。質問者様が購入される中古マンションの条件は、すべて不動産価値の下がりにくい条件を満たしてるからです。

    ただ、金利の上昇について注視しなければいけない局面に入っており、変動金利か固定金利のどちらを選択するか、金融機関の考えを参考にしつつ決定する必要があるでしょう。また、経済以外の要因は突発的に発生するため、一時的に価値が下落した場合、再上昇するまで長期間待たなければならないことを理解しておく必要もあるのではないでしょうか。

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