不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/10/11

    ご相談拝見致しました。

    このケース、実は本当に多いです。
    社会人になってすぐの時期に「節税」「年金代わり」と勧められ、よく理解しないままローンを組んでしまう。
    不動産の現場では何度も見てきました。

    まず整理しておきたいのは、今の赤字が「想定内」なのか「構造的に改善できない赤字」なのかです。

    管理費や修繕積立金の上昇、空室リスクなどを考慮すると、将来の収支はさらに悪化する可能性があります。

    売却を検討する場合、ポイントは2つです。
    ①ローン残高と売却査定額の差(いわゆるオーバーローン)をどう埋めるか

    → 差額を自己資金で補うか、金融機関に任意売却の相談をする方法があります。

    ②保有し続けた場合の総損益を試算すること
    → いま無理に売らず、あと数年保有した方が実損が小さいケースもあります。

    「どう精算するか」は数字を出さないと見えません。実際、ローン残高・金利・家賃・管理費・修繕積立金・固定資産税を一覧にし、
    5年後・10年後の収支を比較すると冷静に判断できます。

    ご両親が心配されるのも自然なことです。
    ただ、“投資に失敗した”というより、
    “判断材料が不足したまま契約してしまった”というケースがほとんど。

    問題は「過去」ではなく、「いまどう整理するか」です。

    どうか気を確かに、一つずつクリアしていき、金融機関やライフプランナー等も味方につけてご結婚やマイホーム購入の計画を立てていただけたらと思います。

    ご参考となれば幸いです。

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