不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/22

    まず、港区タワマンで、「内見が継続して入っている」という時点で、需要自体はあります。

    本当に厳しい物件は、そもそも問い合わせも入りません。

    なので今回、ポイントは、“売れない”ではなく、「今の価格でまとまっていない」という整理の方が近いと思います。

    あと、中国人投資家の内見が多いとのことですが、今の港区タワマン市場では、これはそこまで珍しい話ではありません。

    特に、
    ・現金購入
    ・投資目的
    ・円安
    ・都心ブランド
    この辺りで動いている層は一定数います。

    なので、中国人だから悪い、というより、「投資家特有の価格交渉」が強い、という理解の方が実態に近いと思います。

    ただ、ここで大事なのは、“高く売りたいのか”それとも、“いつまでにどう整理したいのか”です。

    転勤とのことなので、
    ・空室維持コスト
    ・管理費修繕積立金
    ・固定資産税
    ・今後の市況変化
    ここも含めて、売却計画を考える必要があります。

    その上で、個人的には、「今1億円で反応がある」のであれば、戦略としては、1億800万円前後へ一度調整して、「800万円程度の価格交渉を受ける前提」で動く考え方は、普通にありだと思います。

    不動産は、特に高額帯になるほど、“値引き前提文化”がかなりありますなので、
    最初からギリギリ価格で出すより、「交渉余地込み」で設計する売主様も多いです。

    特に投資家は、「値引きできた満足感」も重視します。

    だから、価格だけではなく、“着地の作り方”がかなり大事です。

    あと、実需が少ないとのことですが、港区タワマンは、物件によっては、「実需より投資層の方が動く」ことも普通にあります。

    なので、実需を待つこと自体は否定しませんが、「実需なら必ず高く買う」とも限りません。

    むしろ、住宅ローン審査や売却条件で、話が長引くケースもあります。

    逆に、現金投資家は、条件さえ合えば早いです。

    だから今回は、
    ・いくらで売りたいか
    ・いつまでに整理したいか
    ・今後保有リスクをどう見るか
    ここを先に整理して、「価格を守る」のか、「条件を守る」のか、戦略を決めることが大切だと思います。

    不動産売却は、単純な高い安いではなく、“どこに着地させるか”で結果がかなり変わります。

    特に港区タワマンみたいなマーケットは、普通の住宅売却とは少し動き方が違うので、「誰に売るか」まで含めて組み立てられる担当者かどうかで、結果もかなり変わってきます。

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/05/22

    ご質問内容を拝見いたしました。

    ■物件価格の適正値はどこかについて
    まずは冷静に同じ棟内にある3ケ月以内の成約事例を比較対象にすることが大切です。
    (いまネットに出ている物件はあくまで募集している価格であって、成約価格ではありません。)

    また、売却依頼をもらう際には不動産会社の心理として、どうしても髙く売れる数字を提示しがちです。(依頼をもらうことが目的なので)

    ■1億円周辺の物件市況について
    1億円超クラスの実需の動きは直近では鈍くなっています。
    もともと取引件数は少ないので売却活動は長くなりがちです。
    通常の売買でも売買契約に至るまでに3ケ月かかることザラです。

    もしそれが待てない場合には多少割り引いても即金されることを選択するのも良いかと思います。

    ご参考ください。

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