不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    小川佳宏

    小川FP・行政書士事務所

    • 60代
    • 愛知県
    • 男性
    • 専門家
    投稿日
    2025/10/12

    お子様の誕生おめでとうございます。人数が増え現在の築10年のマンションが手狭になって売却を検討されているが、住宅ローンが完済できるかご心配なのですね。

    1. 最初に調べることは売却予想価格からローン債務や諸費用を控除して全額返済できるかどうか、できるだけいくつかの不動産業者に依頼しましょう。

    2. 売却してもローンが残るオーバーローンでは銀行も任意売却を承諾するかそもそもハ
    ードルが高いと思われますが、可能ならつなぎ融資などできるのか相談しましょう。

    3. 売却でローン完済ができると思われる場合、
    1) お子様の教育や相談者様の通勤、転勤などのライフプランに合致するかどうか
    2) 新しい住居の購入が先か、売却が先かを慎重に検討する。又は賃貸か。
    3) 税金面(住宅ローン控除、譲渡所得税)や、新しく購入する場合の諸費用や税金、購入、又は賃貸する場合の生活費、教育費など家計のキャッシュフローを予想して慎重に計画をしましょう。

    不動産業者、家計のシミュレーションはFP、税金面は税理士、登記は司法書士など専門家に相談するとよいでしょう。不動産業者から提携しているそれぞれの士業の紹介も可能かと思われます。

    以上ご参考まで。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/10/12

    ご相談拝見しました。

    築10年のマンションを売るかどうか、、
    実はこの悩み、とても多いです。

    お子さまの誕生で手狭になり、「住み替えたいけれどローンが残っている」という状況はごく自然な転機です。

    まず押さえておきたいのは、「残債より高く売れるか」が住み替え判断の軸になります。

    売却予定価格が1,800万円を上回れば完済可能。逆に下回る場合は、手出し(不足分の自己資金)か、住み替えローンという選択肢が現実的です。


    ■住み替えの進め方の考え方
    1. 査定で“実勢価格”を把握する
    AI査定ではなく、実際の訪問査定で室内の状態・眺望・日照を見てもらいましょう。築10年前後のマンションは人気次第で意外に高く売れるケースもあります。

    2. 住宅ローンの残債を確認する
     銀行から「完済に必要な金額(残債証明)」を取得し、査定額と比較。差がプラスなら即売却検討、マイナスなら資金繰りを整理します。

    3. 新居の購入時期を“売却確定後”に合わせる
    先に買ってしまうと二重ローンのリスクがあります。ただし、お子さまの成長や保育園のタイミングなど“家族のリズム”も無視できません。そのため、仮住まいを挟む、売却と購入を同じ仲介会社で同時進行するなど柔軟な方法を取る方も多いです。

    4. 金利動向・市況も判断材料に
    金利上昇局面では買い手の資金計画がタイトになり、売却価格に影響します。逆に築10年前後の中古マンションは、今もっとも“再販売しやすい築年帯”でもあります。

    ■渡邉的まとめ
    「売るかどうか」ではなく、“いくらで売れるか”を先に数字で出すのが第一歩です。

    そこから、残債・自己資金・次の家の条件を整理すれば、道筋が見えてきます。

    住み替えは“焦らず、段階的に”が鉄則。

    ご希望があれば、相場査定と同時に“売却→購入”のシミュレーションを組んでみるのもおすすめです。

    ■売買時の概算諸費用目安

    ・購入時:売買価格の約7%前後
    (登記費用、ローン事務手数料・保証料、火災保険、印紙税、仲介手数料など)

    ・売却時:売買価格の約3〜3.5%前後
    (仲介手数料、登記費用、印紙代、ローン一括返済手数料など)

    ※不動産取得税・譲渡所得税は除外しています。

    ※上記は一般的な実務をもとにした参考情報です。実際の判断は専門家、金融機関や税理士など関係機関への確認をお願いいたします。

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直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

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