不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/29

    かなり現実的に考えられていると思います。
    そして、その不安は実際多くの方が感じる部分です。

    まず前提として、マンションは戸建てと違い、

    ・管理組合
    ・修繕積立金
    ・長期修繕計画
    ・住民の合意形成

    この4つで寿命が大きく変わります。

    なので、「築70年になる=住めない」とは単純にはなりません。

    実際、きちんと管理されているマンションは、築40年〜50年を超えても普通に流通しています。

    一方で、

    ・修繕積立金不足
    ・空室増加
    ・高齢化による合意形成の停滞
    ・管理組合の機能低下

    こういう問題が出ると、建物自体より、“マンション運営”の方が厳しくなるケースはあります。

    なので今回、大事なのは、「築年数」だけを見ることではなく、
    “今後も管理が回り続けるマンションか”を見ていくことだと思います。

    例えば、

    ・修繕積立金が極端に安くないか
    ・長期修繕計画が更新されているか
    ・滞納率はどうか
    ・理事会が機能しているか
    ・大規模修繕を適切に実施しているか

    この辺りはかなり重要です。

    逆に言うと、管理がしっかりしているマンションは、
    築年数だけで急にダメになるわけではありません。

    ただ、ご自身が心配されている、
    「将来的に住民が高齢化し、空室が増え、修繕が回らなくなるのでは」というリスクも、
    ゼロとは言えません。

    これは実際、全国で少しずつ問題になっている部分です。

    なので、未来のことを断定して、
    「絶対大丈夫です」とも、「危険です」とも、誰にも言い切れません。

    不動産は、未来予測より、“その時その時でどう判断するか”が大事になる世界です。

    個人的には、今30代前半で、室内もフルリフォームされ、現状満足して住めているのであれば、
    「今の生活をしっかり快適に過ごす」という考え方も十分ありだと思います。

    逆に、50年後を不安にしすぎると、今の生活の満足度まで下がってしまいます。

    あと、終の住処という言葉がありますが、実際には途中で住み替える方もかなり多いです。

    ・子どもの独立
    ・老後資金
    ・通院
    ・階段や移動負担
    ・相続

    などで、60代〜70代で住み替えを考えるケースも普通にあります。

    なので、「絶対にここに一生住まなければいけない」と考えすぎなくても良いと思います。

    今後は、

    ・管理状態を定期的に確認する
    ・修繕積立金の動きに注目する
    ・総会議事録を見る
    ・資産価値だけを追いすぎない

    この辺りを意識していくと、かなり現実的に判断しやすくなると思います。

    不動産は、最終的には「どこまでの安心を求めるか」という価値観の部分も大きいです。

    ちなみに私は、駅近の利便性より、少し離れていても落ち着いて暮らせる環境の方が好きです。

    もちろん、その分利便性は落ちます。

    でも、毎日の生活って、資産価値の数字より、
    実際にどう心地よく暮らせるかの積み重ねだったりします。

    だからこそ、今のマンションで満足して生活できていること自体、
    実はかなり大きな価値だと思います。

  • 私が回答します

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/06/02

    株式会社tentoの金澤と申します。
    ご相談内容拝見しました。


    将来を見据えて「築70年になった時のリスク」まで冷静に計算されているのは非常に賢明です。
    せっかくフルリフォームして快適な住まいを手に入れたからこそ、長く安心して住み続けたいと思うのは当然ですね。


    結論から申し上げますと、築20年のマンションを「終の住処」にすることは現実的に十分可能です。ただし、50年後まで建物を維持できるかどうかは、今後の「マンションの管理状態」と「立地(人口動態)」にかかっています。
    現時点で移住を急ぐ必要はありませんが、定期的にマンションの健康状態をチェックしていく必要があります。
    これからの安心のために、知っておくべき現実と判断基準を整理しました。


    1. 建物自体は「築70年」でも持つのか?
    コンクリートの寿命自体は、適切なメンテナンス(大規模修繕)を行っていれば100年以上持つと言われています。
    最大のハードルは「配管」: ご相談者様はお部屋の中の水回りを一新されましたが、マンション全体の「共有部の縦配管」の交換が将来適切に行われるかが重要になります。これができれば、築70年でも構造上は十分に住み続けられます。

    2. 「住民の高齢化」と「空室化」のリアルなリスク
    ご指摘の通り、新築時からの住民が高齢化し、将来空室が増えると「修繕積立金」が不足するリスクは実在します。
    「売れる・貸せる立地」か: 鍵を握るのは立地です。駅から近い、または利便性の高いエリアであれば、築30〜40年になっても「リフォーム前提で安く買いたい若年層」や「賃貸として借りたい人」が流入するため、空室だらけになるのを防げます。
    管理組合の機能: 現在、修繕積立金が段階的に値上げされ、将来の計画(長期修繕計画)が破綻していないか、総会資料などで一度確認してみてください。

    3. 今後の賢いスタンス
    30代の今から「一生ここにいる」とガチガチに決めつける必要はありません。
    10〜15年スパンで見守る: あと10〜15年経つと、そのマンションが「次世代を呼び込めているか(若返っているか)」「修繕積立金は足りているか」の答えが見えてきます。
    もしその時点で管理が崩壊しそうであれば、ご相談者様が40代・50代のうちに売却し、別の住まいに移住するという選択肢が十分に間に合います。


    【まとめ】
    今は室内も綺麗で満足されている素晴らしい状態です。
    過度に不安にならず、まずは「このマンションの長期修繕計画書」をチェックし、積立金がしっかり貯まっているかを確認して今の安心材料にしてください。


    もし立地が良く、管理がしっかりしたマンションであれば、立派に終の住処になってくれます。
    これから先の豊かな暮らしを応援しております!
    参考になりますと幸いです。

以下の記事もよく読まれています

相談先を選択してください

個人情報保護方針に同意の上、送信ください。

相談テンプレート

住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

無料で不動産の相談をする