不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/06/22

    まず、今の状況になったこと自体を必要以上に責める必要はありません。

    2年前の購入時点で、ここまで短期間に金利が上昇し、さらに育休による世帯収入の変化まで重なることを正確に予測できた方はほとんどいないと思います。

    ただし、過ぎたことを振り返るよりも、今後どうするかの方が大切です。

    ご相談内容を見る限り、本当に確認すべきなのは借り換えが得かどうかではなく、
    今後のライフプランが成立するのかどうかです。

    借り換えによって金利が少し下がったとしても、
    月々数千円から1万円程度の改善にしかならないケースもあります。

    一方で、育休から復職した後の収入見込みや、お子様の教育費、
    今後の金利上昇余地などを考慮した結果、家計が十分に回るのであれば、
    そこまで深刻に考える必要はありません。

    まずは今後5年から10年程度の収支を整理してみることです。

    そのうえで、ライフプランを見直しても将来的に厳しい状況が続きそうであれば、
    売却も選択肢として真剣に検討した方が良いと思います。

    不動産は「買ったら最後まで持ち続けなければいけないもの」ではありません。

    むしろ無理を続けて貯蓄を削り、教育費や老後資金まで圧迫される方が危険です。

    現在のマンションが購入時より高く売却できる可能性も十分あります。

    エリアやマンションによって状況は異なりますが、この数年で相場が上昇している地域も多く、
    場合によっては残債を返済したうえで手元に資金が残るケースもあります。

    実際のところ、不動産で失敗する方は住宅ローンを組んだ人ではなく、
    「厳しくなっているのに見て見ぬふりをした人」です。

    早めに現状を把握し、対策を考える方は立て直せることが多いです。

    逆に「そのうち何とかなるだろう」と数年過ごしてしまうと、選択肢が減ってしまいます。

    今の段階であれば、借り換え、家計の再点検、復職後の収支予測、
    売却した場合の手残り金額など、まだ打てる手はたくさんあります。

    ですから、まずは「借り換えをするべきか」だけで考えるのではなく、
    「この住宅を持ち続けた場合の人生設計が成立するか」という視点で
    整理してみることをおすすめします。

    住宅ローンはあくまで人生を豊かにするための手段です。

    住宅ローンを守るために人生そのものが苦しくなってしまうのであれば、
    その時は不動産との付き合い方を見直すことも立派な選択だと思います。

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