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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/11/13

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    複雑なので、まず60年後を考えてみます。
    土地が所有権であったとしても、その分はお金を払った上で、最終的に資産となります。土地値が上がっていれば上昇分だけ有意義な資産であったと言えますが、土地に投じた分、他の資産でも運用できます。もしかすると株式の方が有利かもしれません。土地と株式では収益性と流動性が大きく違いますが、50年という長期投資を考えると、株式もかなり上昇している可能性があります。

    不動産の場合、融資で購入しているのが一般的ですが、投資の世界ではレバレッジを効かせているということになります。他人のお金で果実だけ自分が受け取るという物ですね。その点、融資が使える不動産はすごく有利です。しかしそれは建物部分についても当てはまります。

    次に15年ほどで売却する場合を考えてみます。土地は劣化しませんが建物は劣化しますので、基本的な価格推移は右下がりです。しかし、インフレの亢進により建築資材や人件費の高騰が続いており、収束の兆しが見えません。

    劣化による価格下落スピードは耐用年数の47年で考えると年2%,昨年の物価上昇率はコア指数で2.8%と超えていますので、立地などの個別要件を加味しないのであれば、大きな下落はないのではないかと思います。もちろん40年50年後はゼロに漸近していくと考えられます。

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