不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/07/17

    ご相談拝見致しました。

    リースバックは「売っても住み続けられる」点で魅力がありますが、条件を誤ると後悔につながるケースもあります。

    失敗しやすい方の特徴は、

    ① 家賃の見込みが甘い人(築古でも意外と高額)
    ② 「ずっと住める」と思い込んでいる人(契約は基本2年更新)
    ③ 売却価格に期待しすぎる人(相場より2〜3割安くなるのが一般的)
    ④ 家族と相談せずに進める人(将来の相続・同居計画と矛盾する場合も)です。

    特に、築30年以上の戸建てに住む高齢の一人暮らし世帯では、年金収入で家賃を払い続けられず、途中で退去になるケースもあります。契約は普通の賃貸契約と同じなので、家賃滞納があれば退去の対象になります。

    他の選択肢としては、通常売却+住み替え、親族への売却、ローンの条件変更(リスケ)、生活コストの低いエリアへの転居などもあります。

    リースバックは「一時的な資金確保と短期的な住まい延長」には向いていますが、「老後も安心して住み続けたい」という目的には不向きな面もあります。将来の生活費や家族との関係も踏まえ、専門家と一緒に慎重に検討されることをおすすめします。

    ご参考となれば幸いです。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/07/17

    ご相談を拝見しました。売却後も住み慣れた家に賃貸として暮らし続けられるリースバックは、正しく運用された場合、貸主・借り主双方にとってメリットのあるスキームです。

    しかしながら、リースバック会社(大半が不動産会社)が利益を優先するあまり、安く買取りかつ賃料を割高にし、さらには十分な説明をせず定期賃貸借契約で賃貸締結をして、期間満了後は更新を認めず退去を迫ったり、更新時期に極端な賃料増額を迫ったりする事態が散見します。

    これが、世間でよく言われる典型的な失敗のパターンです。

    これを防ぐには、次のようなポイントを確認する必要があります。

    ①提示された買取価格の妥当性
    ②賃貸借契約の更新
    ③近傍同種の物件と比較した賃料の妥当性
    ③一定期間以上、家賃を引き上げないとする特約の可否

    これらを確認すれば、取り敢えず想定されるリスクは回避できるでしょう。しかしながら、個人的には可能な限り、リースバック以外、例えばローンの返済期間を延ばす、売却して他の住まいに移る、生活費を削減する方法など、他の選択肢を並行して検討することをお勧めします。

以下の記事もよく読まれています

無料で不動産の相談をする