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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/08/10

    ご相談を拝見しました。

    ほとんどの場合に査定は、取引事例比較法で行われます。具体的には、近傍同種の取引事例を多数収集したうえで適切な事例の選択を行い、これらに係る取引価格に必要に応じて事情補正及び時点修正を行い、かつ、地域要因や個別要因をも比較して価格を算出する方法です。

    事例が適切に収集されていれば、物件により多少の変動はあるものの、通常において誤差は平均値の前後10%以内に収束します。さらに、実際の成約額も査定額の平均値に近い価格となるはずです。

    平均値から逸脱した高値の査定額は、恣意的な金額であると考えた方が良いでしょう。大概は「弊社はこのエリアで実績があるため、高値で売却できます」などと理由を説明してくるでしょうが、物件を選ぶのは購入者です。高値で購入される方はいません。

    極端な高値査定は、媒介契約を締結した後に何かと理由をつけて段階的に価格の引き下げを打診してくる誠意のない会社です。大切な財産の販売をまかせる業者なのですから、査定額の根拠を明確に説明するなど、信頼に値する業者に依頼されることをお勧めします。

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