不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/12/08

    はじめまして、イエステーション博多店・箱崎店 ㈱コムハウスの角田と申します。

    状況を整理すると、相続人が非常に多く、さらに養子縁組や家族関係の複雑さが絡んでいるため、話し合いだけではまとまりにくく、時間的制約もある状態ですね。こういう場合は「争族」を避けつつ、法律・税務面も押さえながら進める必要があります。以下のステップで進めるのが現実的です。

    1. 相談先
    このケースでは、弁護士+税理士の両方に関わってもらうのが安心です。

    弁護士
    相続人間の話し合い(遺産分割協議)を円滑に進める
    紛争防止のための文書作成(遺産分割協議書など)
    遺留分や権利関係の整理

    税理士
    相続税の計算
    納税スケジュールの管理(10か月以内に納税が必要)
    不動産や有価証券の評価
    ※どちらか一方だけに相談すると、法務と税務で抜けが出る可能性があります。

    2. まずやるべきこと
    資産の一覧化
    不動産3件:所在地、固定資産評価額、名義状況
    有価証券:種類、評価額
    現金:預金口座、金額

    相続人の確定
    戸籍を取得して、相続人が誰かを公式に確認
    養子縁組や離縁歴がある場合、法的相続権を確認

    簡単な話し合いの枠組み作り
    弁護士に「調停前の話し合い」や「遺産分割協議の進め方」を相談
    全員の希望をまとめる「ヒアリングシート」を作ると整理しやすいかと思います。

    3. 紛争を避ける工夫
    話し合いは第三者(弁護士や信託銀行など)を仲介して進める
    書面に残す(口頭だけでは後々もめやすい)
    共有不動産は売却して現金化するか、評価額に応じて分割することを検討
    特定の相続人に偏らず、法定相続分をベースに調整

    4. 相続税の期限(10か月)に間に合わせる方法
    まずは概算で相続税額を計算して、必要なら延納・物納の可能性を確認
    遺産分割が長引く場合でも、申告期限内に一旦法定相続分で申告することが可能
    後で修正分割申告で調整できます

    【ポイント】
    「争族」を避けたいなら、まず法的・税務的に正確な情報を整理すること
    感情的な議論に流されず、書面と数字で話を進める
    弁護士+税理士のチームで進めるのが最短で安全かと思います。

    以上、参考になれば幸いです。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/12/05

    相続人の多い少ないにかかわらず、遺産分割協議がまとまらない場合には、家庭裁判所での調停手続を行い解決を目指す必要があります。
     この調停手続は、法定相続人全員が揃わなければ、不成立に終わります。
     調停手続でも話がまとまらない場合には、審判手続で解決を目指す必要があります。

     交渉が難航する事案の場合には、まずはお住まいの地域または、被相続人の最後の住所地で活動する弁護士による法律相談を受け、正しい知識とお勧めの手順を聞いて手続きを進めるようにしてください。

以下の記事もよく読まれています

相談先を選択してください

個人情報保護方針に同意の上、送信ください。

相談テンプレート

住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

無料で不動産の相談をする