不動産お悩み相談室
REAL ESTATE Q&A
- 売却
- 60代
- 男性
-
- エリア
- 東京都目黒区
-
- 投稿日
- 2026/05/17
-
- 更新日
- 2026/05/17
- [2回答]
491 view
近所の成約価格を聞いて売る気になりました。
同じマンションの別の部屋が、かなり高い金額で成約したと聞きました。
うちはその部屋より階数が少し低いのですが、間取りはほぼ同じです。
購入したのは20年以上前で、当時の価格を考えると、今売ればかなり利益が出そうです。
老後資金のこともあり、妻と「今のうちに売って少し郊外に移るのもいいかもしれない」と話しています。
ただ、実際に売るとなると、税金や住み替え費用、引っ越し先の購入費用などがかかります。
高く売れたとしても、手元にどれくらい残るのか分かりません。
また、近所の成約価格を基準にしても本当に良いのかも不安です。
同じマンションでも階数や向き、室内の状態でかなり差が出るのでしょうか。
今の価格が良いタイミングなのか、もう少し様子を見た方がいいのか迷っています。
-
株式会社tentoの金澤と申します。
ご相談内容拝見しました。
同じマンションがご自身の購入時よりも高く売れたと聞くと今後の生活設計に向けて夢が広がりますね!20年以上大切に住まわれてきたお部屋が、今まさに大きな価値を生み出そうとしています。
結論から申し上げますと、不動産価格が高騰している現在は、売り時(利益を確定させるタイミング)としては非常に有利です。ただし、階数や室内の状態で価格は変わるため、近所の成約価格をそのまま「我が家の手残り」と過信せず、税金や諸経費を引いた「実質の手残り額」でシミュレーションすることが重要になります。
ご不安な点を解消するために、3つのポイントを整理しました。
1. 同じ間取りでも「階数・向き・室内状態」でどれくらい変わる?
おっしゃる通り、マンションは一戸ごとに条件が異なるため、完全に同じ価格にはなりません。
◼︎階数の差: 一般的に、マンションは1階下がるごとに「約0.5%〜1%」価格が下がると言われています(例:4,500万円の物件なら、1階違うと20万〜40万円ほどの差)。
◼︎向きと室内状態: 日当たり(南向きが有利)はもちろんですが、20年以上お住まいの場合、「過去にリフォームをしているか」が価格を左右します。買主様が「入居後に全面リフォームが必要」と判断した場合、その費用分(数百万円)の値下げを求められることがあります。
2. 「高く売れても手元に残らない」を防ぐための諸経費
売却で得たお金がすべて老後資金になるわけではありません。
以下のコストを引いた金額が「本当の手残り」です。
売却にかかる経費: 仲介手数料(価格の約3%+6万円)や登記費用、引っ越し代などで、売却価格の約4%〜5%が引かれます。
譲渡所得税(税金): 購入時より高く売れた場合の「利益(儲け)」に対してかかる税金です。長期の所有であれば税率は約14%に軽減されますが、さらに大きな味方として「3,000万円の特別控除」という特例があります。これを使えば、利益が3,000万円までなら税金がゼロになる可能性が非常に高いです。※その他の特例との併用できませんのでその点要注意です
3. 「今が売り時」なのか、様子を見るべきか
現在は歴史的な低金利や都市部への需要集中により、中古マンションの価格は20年前には想像もつかなかった高水準にあります。
◼︎住み替えの優位性: 今回のご計画は「高く売って、少し郊外(割安なエリア)に移る」という形ですので、【高く売って、安く買う】という住み替えの必勝パターンが使えます。
市場が下落するのを待つより、この高値圏にあるタイミングで動くメリットは大きいです。
【まとめ】
近隣の成約事例は素晴らしい追い風ですが、まずは「我が家なら具体的にいくらで売れて、諸経費と税金を引いていくら残るのか」の正確な試算が必要です。
いきなり売りに出さなくても、「もし〇〇万円で売れるなら、老後資金としてこれだけ残るから引越し先を探そう」という基準を作ることができます。まずは信頼できる不動産会社に、ご自宅の正確な査定と、税金を含めた手残り額のシミュレーションを出してもらうことから始めてみるのが第一歩です。
ご相談者様のこれからのゆとりある暮らしに向けて、
納得のいく一歩が踏み出せるよう、心から応援しております!
参考になりますと幸いです。
以下の記事もよく読まれています
-
50代 男性
- 売却
-
- エリア
- 京都府京都市北区
-
- 投稿日
- 2019/06/17
- [3回答]
3106 view
査定額のバラつきについて
数社に売却の査定をしてもらったのですが、査定額にかなりバラつきがあります。100万くらいの誤差なら許容できるのですが、何百万も違うと目を疑ってしまいます。どうしてこんなに差がでるのでしょうか?
3106 view
-
50代 女性
- 売却
-
- エリア
- 東京都八王子市
-
- 投稿日
- 2026/08/14
- [2回答]
251 view
一度査定を依頼すると個人情報はずっと残るのでしょうか
自宅の査定を出したいのですが、今は現在の価格が知りたいだけの状態です。 不動産会社に査定を依頼した場合、その入力した個人情報はずっとその会社に残ってしまうのでしょうか。
251 view
-
70代 女性
- 売却
-
- エリア
- 千葉県柏市
-
- 投稿日
- 2026/07/22
- [1回答]
262 view
家を売ってマンションに移りたいが、売却代金だけでは足りない
夫婦で戸建てに住んでいます。 階段や庭の手入れが負担になり、駅近の中古マンションへの住み替えを考えています。 不動産会社に今の家を査定してもらったところ、2,300万円前後と言われました。 希望しているマンションは3,000万円代で、売却代金だけでは足りません。 貯金を使えば買えなくはありませんが、老後資金がかなり減ります。 子どもからは、家を売らずに賃貸に出す方法もあるのではと言われました。 この年齢で住み替える場合、売却して買う・賃貸に出す以外に選択肢はないでしょうか。 老後資金を大きく減らしてまで購入するのは避けた方が良いでしょうか。
262 view
-
30代 男性
- 売却
-
- エリア
- 石川県金沢市
-
- 投稿日
- 2025/03/20
- [1回答]
1253 view
相続したマンションを売却したい
地元に昔からある不動産屋さんか、全国展開している大手の不動産屋さん、どちらが良いと思いますか?親から相続したマンションを売却したいのですが、私自身に土地勘がなく迷っています。 何を基準に選べば良いですか? 地元の不動産屋さんは親戚におすすめされて話は聞いたのですが、おじさんが1人でやっているような小さな会社で少々不安を覚えました。 ただ昔からずっとあるそうで、信頼できるとは聞きました。
1253 view
-
50代 女性
- 売却
-
- エリア
- 大阪府大阪市北区
-
- 投稿日
- 2025/04/05
- [2回答]
1328 view
大阪市内のライオンズマンションを売り出すタイミングが知りたい
大阪市北区にあるライオンズマンションに住んでいます。 築18年、3LDK、駅徒歩7分と条件は良く、今までとても気に入っていたのですが、子どもが独立して夫婦2人になった今、広さや管理費の負担が気になるようになってきました。 相場が上がっているそうなので売りに出そうかと話し合っていたのですが、近いうちに再開発があると聞きタイミングを迷っています。 築20年近いため、今売るのが良いのか、再開発を待ってから売るのか、どちらが良いでしょうか。
1328 view
-
50代 男性
- 売却
-
- エリア
- 東京都中央区
-
- 投稿日
- 2026/01/28
- [0回答]
841 view
選挙後、タワマン規制は強まるのでしょうか
最近、選挙絡みの話題でタワマン規制の話や、高層住宅への課税強化を目にすることが多くなってきました。 私は中央区のタワーマンションを所有しています。 単なる選挙向けの発言であるのか、 長期的に影響する政策なのか、専門家の皆様はどうお考えでしょうか。
841 view
-
30代 女性
- 売却
-
- エリア
- 東京都港区
-
- 投稿日
- 2026/05/22
- [2回答]
509 view
内見ばかりで売れません
港区のタワマンを売却中です。転勤に伴い1億円で売り出しています。 最近、内見の問い合わせはコンスタントにあるのですが、その多くが中国人投資家からのもの。 通訳付きでの内見が続き、毎回「もう少し安く」「現金一括で買うから引き下げて」と価格交渉ばかりです。 実需の購入希望者はほぼゼロ。 不動産業者からは「中国人投資家の方が現金即決で早いから、価格を下げて売り抜けた方が良い」と提案されていますが、 希望価格を800万円ほど下げる必要があります。 実需の買主が現れるまで粘るべきか、投資家相手で早期売却するかご相談させてください。
509 view
-
40代 男性
- 売却
-
- エリア
- 大阪府高石市
-
- 投稿日
- 2024/08/02
- [2回答]
1573 view
競売への不安。任意売却について教えてください。
私は45歳の会社員です。 3年前に購入したマンションのローンの返済が厳しくなってきました。 昇進を見込んで無理をして購入しましたが、予想に反して給料が上がらず、さらに妻が病気で働けなくなり、収入が激減してしまいました。 すでに3ヶ月ほど返済が遅れており、銀行から督促の連絡が来ています。 このままでは競売にかけられる可能性もあると聞き、不安でたまりません。 任意売却という方法があることを知り、検討していますが、果たしてこの年齢でまた一からやり直せるのか不安です。 住宅ローンが残っている状態で売却して本当に債務が解決するのでしょうか。 また、売却後の住居をどうすればいいのか悩んでいます。 任意売却のメリットやデメリット、注意点など、アドバイスをいただけますでしょうか。
1573 view
-
30代 男性
- 売却
-
- エリア
- 東京都練馬区
-
- 投稿日
- 2019/04/10
- [2回答]
2743 view
いずれ売却をしようと思っていますが、今は売り時ですか?
マンションを所有しています。 駅から徒歩5分の好立地です。 いずれ売却・・・と思っていますが、今はどうなんでしょう。
2743 view
-
50代 女性
- 売却
-
- エリア
- 神奈川県藤沢市
-
- 投稿日
- 2026/07/24
- [1回答]
262 view
夫が高く売りたいと言い続け、売却が進まない
離婚に向けて、自宅マンションを売る話になっています。 名義は夫婦共有です。 査定では4,200万円前後と言われました。 私は早く売って整理したいのですが、夫は5,000万円で出したいと言っています。 理由は、近くのマンションが高く売れていたからです。 ただ、築年数も駅距離も違うので、同じようには売れないと思っています。 売り出して3か月、内見は数件だけです。 価格を下げたいと伝えても、夫が納得しません。 共有名義の場合、片方が価格変更に反対していると売却は進められないのでしょうか。 離婚前の不動産売却で、価格の考え方が合わない場合はどうすれば良いでしょうか。
262 view

相談先を選択してください

近所の成約事例を見て「今なら売れるかも」と感じるのは、とても自然なことだと思います。
実際、ここ数年は特に首都圏の中古マンション価格が上がってきたため、20年以上前に購入された方が想像以上の価格で売却できるケースも珍しくありません。
ただ、大事なのは、「高く売れるか」だけではなく、“最終的に手元にいくら残り、その後の生活設計がどうなるか”です。
ここを整理して考えると、判断しやすくなります。
まず、同じマンション内の成約価格はかなり参考になります。
ただし、マンションは同じ建物でも、
・階数
・向き
・角部屋かどうか
・眺望
・日当たり
・リフォーム履歴
・室内状態
・管理状況
で価格差は普通に出ます。
一般的には、階数が高い方が多少高くなる傾向がありますが、必ずしも「低層階だから大きく安い」という訳ではありません。
例えば、
・低層階でも前面が抜けている
・生活動線が良い
・エレベーター待ちが少ない
・価格帯が手頃
こういった理由で、逆に低層階を好む方もいます。
ですので、「同じマンションで高く売れた」という事実は、売却を考える上で非常に大きな材料になります。
その上で、今回特に大事なのが税金です。
ご自宅として住まわれていた不動産であれば、一定条件を満たすことで、「居住用財産の3,000万円特別控除」が利用できる可能性があります。
これは簡単に言うと、売却益(譲渡所得)から最大3,000万円を差し引ける制度です。
例えば、
・購入時よりかなり高く売れた
・利益が出た
という場合でも、この特例によって結果的に譲渡所得税がかからないケースは非常に多いです。
特に20年以上所有されている場合は、長期譲渡扱いとなるため、税率面でも比較的有利です。
ただし、
・相続取得かどうか
・過去に特例利用歴があるか
・住まなくなってから何年経過しているか
・住み替えとの関係
などで扱いは変わるため、売却前に税理士や不動産会社とシミュレーションすることはかなり重要です。
ここを曖昧なまま進めると、「思ったより税金が出た」というケースもあります。
そしてもう一つ大切なのが、「様子を見るべきかどうか」です。
正直、相場予測は誰にも断定できません。
今後さらに上がる可能性もありますし、逆に下がる可能性も当然あります。
金利、景気、海外情勢、税制変更など、不動産価格は様々な影響を受けます。
だからこそ、個人的には、“今の価格で、ご夫婦の今後の生活設計が成立するなら動く”という考え方は非常に合理的だと思います。
・老後資金をどう確保するか
・住み替え後の生活費
・管理費や修繕積立金負担
・将来的な医療や介護
こういった部分まで含めて、「今売ることで安心できる」のであれば、それは十分価値のある判断です。
逆に、「もっと上がるかも」だけで待ち続けると、売り時を逃すケースもあります。
不動産は利益確定しない限り、あくまで“含み益”です。
そのため、今は単純な相場観だけではなく、
・売却後にいくら残るのか
・住み替え先で無理がないか
・老後資金としてどれくらい確保できるか
ここを数字で整理して判断する段階だと思います。
今回のケースは、「売れるかどうか」ではなく、“売った後の人生設計をどう作るか”を考えるタイミングに入っている印象です。