不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/06/04

    ご相談内容を拝見する限り、まず大前提として今回の判断が間違いだったとは思いません。

    むしろ50歳という年齢を考えると、「金利だけではなく団信の保障内容も含めて見直したい」
    という考え方自体は十分合理的だと思います。

    ただ、こういう話になると、「借り換えた方が得だったのか」「借り換えない方が得だったのか」
    という話になりがちですが、私は少し違う視点で考えています。

    住宅ローンは投資ではありませんので、
    損得よりもライフプランが成立するかどうかの方が大切です。

    今回で言えば、
    ○現在50歳
    ○残債約3,300万円
    ○残期間約25年
    という状況ですから、
    65歳以降の返済
    退職後の収支
    万が一の病気への備え
    まで含めて考える必要があります。

    そう考えると、金利が多少上がったとしても、「がん保障を付けて安心を買った」
    という考え方は十分成立します。

    実際、1.025%から1.179%への上昇は確かに気になる数字ですが、
    保障内容の違いを考慮せずに単純な金利比較だけで判断するものでもありません。

    また、「仲介経由なら得だったのか」という点ですが、これは正直なところケースバイケースです。

    金融機関との提携やキャンペーンによって条件が変わることもありますし、
    審査内容
    借入状況
    物件内容
    申込時期
    によっても変わります。

    そのため、「必ず仲介経由の方が有利」とも言い切れませんし、
    「必ず金利が下がる」とも言えません。

    特に団信の取り扱いについては時期によって条件変更もありますので、
    実際にその時点で確認しないと断定は難しい部分があります。

    仲介手数料についても、何をどこまでサポートするかによって変わりますので、
    一律でいくらとは言えません。

    ただ、個人的には今の段階で一番大事なのは、「もっと得な方法があったかもしれない」
    と過去を振り返ることではなく、「今後の返済計画が無理なく成立しているか」だと思います。

    例えば、
    ○退職金で一部返済する予定なのか
    ○繰上返済を考えているのか
    ○老後資金は別で準備できているのか
    によって、この借り換えの評価は大きく変わります。

    ですので今回のケースは、金利だけ見れば若干上がった。

    しかし保障は厚くなった。

    その結果、ご自身が安心して生活できるなら十分意味のある借り換え。

    という考え方で良いのではないでしょうか。

    少なくともご相談内容を見る限り、焦って判断したというよりは、
    しっかり悩んだうえで決断されていますので、私はそこまで悲観する内容ではないと思います。

    住宅ローンは最終的に「一番得な選択」よりも、
    「自分の人生設計に合った選択」の方が後悔が少ないことが多いです。
    今回もまさにその視点で考えられると良いと思います。

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