不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/07/30

    私なら、売るためだけに内窓リフォームをするかどうかは慎重に考えます。

    確かに、室内がきれいで設備の印象が良い物件の方が売れやすい傾向はありますし、
    内窓は断熱性や防音性の向上という分かりやすいメリットがあります。
    最近は光熱費を気にされる方も増えているため、プラスに評価する買主もいらっしゃるでしょう。

    ただ、一番大切なのは「80万円かけたら80万円以上高く売れるのか」という視点です。

    ここは切り分けて考えた方が良く、
    「売れやすくなる」と「高く売れる」は必ずしも同じではありません。

    例えば、内窓があることで購入を決断しやすくなる方はいても、
    その分だけ価格が上乗せされるとは限りません。
    買主によっては「ありがたい設備」程度の評価で終わることも少なくありません。

    売却では、最終的に手元にいくら残るかが重要です。

    80万円かけて100万円高く売れるのであれば意味がありますが、
    50万円しか価格に反映されなかったり、売却価格が変わらなかったりするのであれば、
    そのリフォームは費用対効果が良いとは言えません。

    そのため、まずは現状のままでいくらで売れそうなのか、
    内窓を設置した場合はいくらで売れる可能性があるのかを、
    不動産会社に具体的な根拠とあわせて確認してみることをおすすめします。

    経験上、立地や価格設定が魅力的な物件であれば、
    内窓がなくても十分売れるケースは多くあります。
    一方で、競合物件との差別化が必要なケースでは、設備投資が効果を発揮することもあります。

    つまり、「内窓が良いか悪いか」ではなく、
    「その80万円が本当に売却価格や手残りにつながるのか」という視点で判断することが大切です。
    そこまでシミュレーションしたうえで決めれば、後悔の少ない売却につながると思います。

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