不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/04/18

    特に遺言書が内容な場合には、不動産売却に反対する相続人の方に権利を取得してもらい、その分、現金(代償金)で法定相続割合に見合った経済価値を取得するという代償分割という方法があります。
    この方法での遺産分割の解決をめざしてみてはいかがでしょうか。

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/18

    ご相談ありがとうございます。
    まず、相続した実家について意見が割れるのは珍しいことではありません。

    特に、「思い出があるから残したい」「将来誰か住むかもしれない」「今売るのはもったいない」
    という気持ちから、売却や解体に反対される方は多いです。

    ただ、現実的には空き家を持ち続けるだけでも、
    ・固定資産税
    ・火災保険
    ・草木の手入れ
    ・建物の劣化
    ・将来的な修繕や解体費用
    といった負担は必ずかかります。

    しかも、時間が経つほど建物は古くなり、売りづらくなるケースも多いです。

    一方で、「本当に誰も住まないのか」「貸せる可能性はないのか」「解体せず古家付きで売れるのか」
    このあたりは、まだ決めつけるのは少し早いかもしれません。

    立地によっては古家付きのままでも需要がありますし、賃貸に出せる可能性もあります。

    なので、まずは感情論だけで残す・壊すを決めるのではなく、「今の状態だと売れるのか」「解体した方が価値が出るのか」「持ち続けた場合の費用はいくらかかるのか」ここを数字で整理することが大事です。

    また、ご主人とお兄様方で相続した場合、共有名義のままにしておくと、将来何か動かすたびに全員の同意が必要になります。

    売却、解体、建替え、賃貸、担保設定など、基本的には共有者全員の合意が必要です。

    そのため、意見が割れそうであれば、「誰が家を引き継ぐのか」「持分をどうするのか」「残す人と手放したい人をどう整理するのか」ここを最初に決めた方が後々揉めにくいです。

    例えば、「残したいお兄様方2人に持分を寄せる」「ご主人は持分を放棄する代わりに負担もしない」
    という整理も考え方としてはあります。

    その場合は、遺産分割協議で最初から不動産をお兄様方に相続してもらう形にすれば、ご主人側が将来的な管理責任や費用負担を持たずに済む可能性があります。

    ただし、誰かが取得する場合は、その代わりに他の相続人へ代償金を支払うのか、税金や費用をどう負担するのかは整理が必要です。

    相続不動産は、「とりあえず共有」が一番後で揉めやすいです。

    今はまだ売る・残すの結論を急がなくても良いと思いますが、まずは不動産会社に査定や活用可能性を見てもらい、「売ったらいくらか」「持ち続けたらいくらかかるか」「貸せるのか」を数字で見た上で、ご兄弟で話をした方が感情論だけになりにくいと思います。

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/07/13

    はじめまして、イエステーション ㈱コムハウスの角田と申します。

    このようなケースでは、「何が正しいか」よりも、
    「将来誰が負担を負うのか」を共有することが大切です。

    ご相談内容を見る限り、義兄の方々は「思い出の実家を残したい」というお気持ちがある一方で、ご相談者様は「次世代に負担を残したくない」という現実的な視点をお持ちなのだと思います。
    どちらも自然な考え方です。

    まず確認したいこと:
    相続した不動産について、次の点を整理しましょう。

    相続登記は完了しているか
    名義は兄弟3人の共有なのか、それともご主人単独なのか
    固定資産税はいくらか
    建物は空き家か
    老朽化の程度(雨漏り・シロアリ・倒壊リスクなど)
    売却した場合のおおよその価格
    解体費用はいくらか

    これらを数字で見える化すると、
    感情論ではなく事実に基づいた話し合いがしやすくなります。

    「残す」という選択肢のコストも共有する

    売却や解体に反対する方には、残すことで生じる負担も具体的に伝えることが大切です。

    例えば、

    毎年の固定資産税
    草刈りや庭木の管理
    建物の修繕費
    火災保険
    台風や倒壊による近隣への損害リスク
    将来さらに相続人が増え、権利関係が複雑になる可能性

    「残すこと=費用も責任も残る」という点を冷静に共有しましょう。

    おすすめの進め方

    実務では、次の順番がおすすめです。

    不動産会社に査定を依頼し、売却価格を把握する。
    解体業者から解体費用の見積りを取る。
    空き家のまま10年間保有した場合の固定資産税や維持費を試算する。
    兄弟全員で数字を見ながら話し合う。

    数字があると、「感情」ではなく「事実」で判断しやすくなります。

    売却だけが選択肢ではありません

    もし義兄の方が「思い出があるので売りたくない」と考えているのであれば、

    義兄が持分を買い取る
    義兄が固定資産税や維持費を負担して管理する
    一定期間だけ保有し、その後売却する

    といった折衷案も考えられます。

    次世代への影響

    ご相談者様がおっしゃるように、空き家を放置すると、将来お子さん世代が共有者となり、相続人がさらに増えて処分が難しくなるケースは少なくありません。

    そのため、相続した世代で方向性を決めておくことは、子や孫への大きな配慮とも言えます。

    私ならこのように提案します

    不動産業の実務経験からすると、まずは

    「売る・残すを今決めるのではなく、
    まずは査定価格・解体費・年間維持費を調べて、その数字を見ながら皆で判断しませんか。」

    という形で話を始めるのが最もトラブルになりにくい方法です。

    感情だけで話すと意見が対立しがちですが、
    数字を共有すると「残すなら誰がどの費用を負担するのか」という
    現実的な話し合いができるようになります。

    また、共有名義の場合は、売却や解体には原則として共有者全員の同意が必要になるため、早い段階で全員が納得できる方向性を探ることが重要です。

    参考になれば幸いです。

  • 私が回答します

    山賀 達木

    株式会社トップトラスト

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/07/14

    ご相談内容を拝見しました。
    今回のケースで一番気をつけたいのは、意見が割れたまま時間だけが過ぎていくことです。相続した不動産は、相続人全員の合意がないと売却も解体もできません。話し合いがまとまらないまま放置すると、空き家の老朽化が進むだけでなく、将来義兄たちに何かあった場合はその子ども世代(甥や姪)まで共有者が増えて、ますます合意形成が難しくなります。「子ども世代に負担をかけたくない」という思いがあるなら、これが一番避けたい展開です。
    まず押さえておきたいのは、義兄たちが反対している理由がおそらく金銭的な損得ではなく「実家を手放すことへの抵抗感」だという点です。ここを数字や合理性だけで押し切ろうとすると、かえって態度を硬化させやすいので、感情面は感情面として一度受け止めたうえで、現実的な負担の話を分けて進めるのがコツです。
    具体的な進め方としては、次のような順番がおすすめです。

    1.「今のまま何もしない場合、実際どうなるか」を数字で見せる
    固定資産税、老朽家屋の管理費用(業者に頼めば見積もりが取れます)、放置した場合に「特定空家」に指定されるリスクなどを整理して、義兄たちにも共有します。感情論ではなく「このままだと年間いくらの負担が続くか」という事実ベースの情報があると、話し合いの土台が作りやすくなります。
    2.「全部売る」以外の折衷案も用意しておく
    全員が納得しないなら、いきなり売却・解体で押し切るのではなく、例えば「土地を分筆して、思い入れのある部分だけ誰かが持ち続け、残りを売却・活用する」といった案もあります。実際、こうした形で反対していた兄弟が納得したケースもあります。全か無かではなく、選択肢を広げると合意しやすくなることが多いです。
    3.合意できないまま長引かせない工夫をする
    「いつまでに結論を出すか」を区切っておくと、なし崩し的に先送りされるのを防げます。話し合いが平行線のままだと、最終的には家庭裁判所の遺産分割調停に進むケースもありますが、これは時間も費用もかかり、関係もこじれやすいので、できれば話し合いで決着させたいところです。
    4.第三者を間に入れる
    不動産会社や空き家管理の専門業者に一度現地を見てもらい、客観的な立場から状態や今後の見通しを説明してもらうと、身内同士の話し合いよりも角が立ちにくいことがあります。

    なお、建物を解体して更地にできれば、一定の要件を満たす場合は「相続土地国庫帰属制度」を使って土地を国に引き取ってもらう選択肢もあります。ただし解体費用や国への負担金は別途かかるので、「無償で手放せる」わけではない点は押さえておいてください。
    まずは義兄たちと、感情的な部分と負担の実態を切り分けて話す場を持つこと、そして「全部売却」以外の選択肢も見せることから始めると、トラブルを避けながら前に進みやすいと思います。

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所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
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