不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/04/19

    ご相談を拝見しました。

    中東情勢の緊迫化により合成樹脂や中間材として幅広いせいに製品に仕様されるナフサに価格高騰や供給不安が生じ、その影響は住宅建材にも及んでいます。TOTOはユニットバスの新規受注を停止、さらにLIXILやパナソニックも納期を未定としています。

    さて、このような状況下で在庫があれば大丈夫かとの質問ですが、残念ながらユニットバスやトイレなどの住宅設備は、家電のように「倉庫に保管された完成品を配送する」という仕組みではありません。各住戸のサイズや配管位置、カラーやオプション(手すりや鏡、水栓のグレードなど)に合わせて製造される受注生産品です。このため、新規受注はもとより納期が未定の状態では工程自体が組めないことになるのです。

    早めの仕様確定と発注によって納期が明らかになる可能性が高まりますので、万が一に備えスケジュールに余裕を持ちつつ打ち合わせを始めることが肝要です。

  • 私が回答します

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/19

    株式会社tentoの金澤と申します。
    ご相談内容拝見しました。


    リフォームの打ち合わせという一番楽しいタイミングで、このようなニュース(通称「ナフサ・ショック」)を耳にされるのは、本当にショックですし、不安でたまらないとお察しいたします。せっかく手に入れた中古マンション、一日も早く理想の形にしたいですね。


    結論から申し上げますと、
    TOTOは4月20日から「段階的な受注再開」を予定しており、最悪の事態は脱しつつあります。ただし、現状は「在庫があるから大丈夫」という単純な状況ではなく、リフォーム会社との連携の仕方が非常に重要になっています。


    【現在の状況と、今すぐ確認すべき3つのこと】
    1. 「在庫」の考え方
    住宅設備(特にユニットバス)は、お客様の家のサイズに合わせて工場で生産する「受注生産」が基本です。そのため、お店の倉庫に製品が置いてあるわけではありません。
    新規受注中止の意味: 材料(ナフサ由来の接着剤やコーティング剤)が足りないため、「いつ作れるか約束できないので、新しい注文は受けられない」という状態でした。
    朗報: 報道によると、TOTOは4月20日を目安に段階的に受注を再開する方針です。
    完全にストップするわけではありません。


    2. リフォーム会社への「最優先」確認
    今すぐご担当者に、以下の2点を投げかけてください。
    「先行発注」が可能か: 他の打ち合わせを後回しにしてでも、まずは「お風呂のサイズとシリーズ」だけを仮決めし、システムに登録できるか確認されてください。

    「代替メーカー」の検討: LIXIL、パナソニック、クリナップなども同様の影響を受けていますが、メーカーによって復旧スピードが異なります。特定の商品にこだわりすぎず、選択肢を広げておくことが工期を守る秘訣です。


    3. スケジュールの「バッファ(余裕)」
    リノベーション工事全体が、お風呂一台の納期遅延で止まってしまうリスクがあります。
    工期: 「9月完成予定」であれば、今のところ致命的な遅れにならない可能性が高いですが、引き渡し時期に余裕を持たせたスケジュールをリフォーム会社と再構築しておくのが安心です。


    【まとめ】
    「在庫があるから大丈夫」と楽観視せず、「早め早めの決断と発注」に切り替えることが、今の不安を解消する唯一の手段です。
    まずはご担当者様に「TOTOの再開に合わせて、最短で発注するにはどうすればいいか?」と相談してみてください。
    当社のお客様でもつい数日前の話ですが、TOTO製品から切り替えることで在庫とマッチングすることができました。お風呂以外が整っていたので本当にギリギリでした。


    予期せぬ事態ではありますが、素敵な住まいの完成に向けて応援しております。
    参考になりますと幸いです。

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/19

    ご不安になるお気持ちはすごく分かります。
    ただ、現時点ではそこまで悲観しなくても大丈夫だと思います。

    今回のニュースで止まっているのは「新規受注」であって、既に受注済みの商品や、すでに在庫が確保されている商品については、そのまま出荷される可能性が高いです。実際、現在も生産自体は継続していて、既存受注分は予定通り出荷するとされています。

    また、TOTO は20日から段階的に新規受注を再開する方針も出しているので、「もう何も入らない」「工事自体が全部止まる」という状態ではありません。

    今回一番大事なのは、外で色々調べて不安になるより、依頼予定のリノベ会社に、「希望している商品は発注できるのか」「在庫は確保できそうか」「代替商品はあるか」「工事時期に影響はあるか」
    ここを早めに確認することだと思います。

    リノベ会社によっては、既にメーカーへ仮押さえをしていたり、他メーカーへの切り替え提案を持っていたりします。

    例えば、お風呂だけは別メーカーにする、洗面やトイレはそのままにする、納期優先でグレードを少し変える、という対応も十分可能です。

    今は業界全体として少し不安定な状況ですが、現場では「何もできない」というより、「どう組み替えるか」を考えている段階です。

    なので、今のタイミングなら、むしろ早めに仕様を決めて、在庫確認と発注を急ぐ方が安心だと思います。

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