不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/11

    住宅ローンの繰上返済をするか、投資に回すか。
    これは最近本当に多い相談です。

    結論から言うと、どちらが絶対正解という話ではなく、「その人の性格・収支・リスク許容度」で答えが変わります。

    なので、ローン残高が減ると安心するタイプなのであれば、繰上返済をしてきた考え方自体は全く間違っていません。

    むしろ、住宅ローンは何十年も続く大きな固定負債です。
    残債が減る安心感は、数字以上に生活や精神面に影響します。

    一方で最近は、「低金利だから繰上返済せず投資した方が合理的」「NISAで運用した方が得」という情報もかなり増えました。

    これも理屈としては間違いではありません。

    例えば、

    ・住宅ローン金利 0.5%
    ・投資利回り 年5%

    なら、数字上は投資の方が効率は良い、という考え方です。

    ただ、ここで大事なのは、“儲かった場合の話だけで考えないこと”です。

    投資は当然ですが、元本保証ではありません。

    NISAも制度としては良いものですが、「NISA=儲かる」ではありません。
    相場が悪ければ普通に資産は減ります。

    YouTubeやSNSは、増えた時の話は目立ちます。
    でも実際には、

    ・下がった時に耐えられるか
    ・損を抱えたまま数年待てるか
    ・精神的にブレずに続けられるか

    ここまで含めて投資です。

    個人的には、投資できる金額がそもそも限られている中で、無理に「投資の方が得」と考え過ぎる必要はないと思っています。

    例えば毎月数万円を投資に回したとしても、劇的に人生が変わるような利益になるケースは現実的にはそこまで多くありません。

    逆に、

    ・教育費
    ・老後資金
    ・修繕費
    ・収入減少
    ・金利上昇

    こういったリスクは現実に起こります。

    だからこそ大事なのは、“合理性”だけではなく、“自分たちが安心して暮らせるか”です。

    特に変動金利の場合は、「今は払える」ではなく、「金利が上がっても大丈夫か」まで考える必要があります。

    その上で、

    ・十分な貯蓄がある
    ・投資の値動きを理解している
    ・下がっても続けられる

    こういうタイプの方なら、繰上返済を急がず投資を並行する考え方もあります。

    逆に、

    ・借金が減ると安心する
    ・相場変動がストレスになる
    ・堅実に家計を管理したい

    というタイプなら、繰上返済を優先する考え方はかなり理にかなっています。

    不動産も投資も、結局は「続けられること」が大事です。

    周りがNISAをやっているから。YouTubeでFPが言っていたから。

    ではなく、自分たち家族が無理なく安心して暮らせる選択かどうか。

    そこを基準に考えるのが、一番後悔しにくいと思います。

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