不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/08/13

    これは、まだ独立すると決まっていないのであれば、
    今の時点で住宅ローンを諦めるような話ではありません。
    ただ、これから本審査・融資実行を控えているのであれば、
    「正式決定していないから黙って進める」というのは、あまりおすすめしません。

    住宅ローンは基本的に、現在の勤務先・雇用形態・収入などを前提として審査するものです。
    会社員から業務委託の個人事業主等になると、収入の見込みが今より高くても、
    金融機関から見る評価は変わります。

    特に今回は、
    ○事前審査は会社員として承認済み
    ○これから本審査
    ○さらに融資実行まである
    ○その間に雇用形態が変わる可能性がある
    という状況なので、少し慎重に進めた方がいいと思います。

    まずは独立の話を会社側にもう少し具体的に確認することです。

    「まだ決めてはいないが、住宅ローンの本審査を控えているので、
    独立の時期や業務委託になる可能性について整理しておきたい」
    くらいの話を会社としてください。

    そのうえで、独立の話が具体化していないのであれば、
    現在は会社員として勤務を続けるという状況を前提に金融機関へ相談すればいいと思います。

    逆に、会社側から「○月から独立してもらう予定」「業務委託契約への変更はほぼ決定」
    というところまで話が進んでいるのであれば、これは金融機関にも確認した方がいいです。

    ここで大事なのは、「独立したら収入が増えるから大丈夫だろう」という本人側の感覚と、
    金融機関の審査は別物だということです。

    会社員として安定した給与を受け取っている人と、独立して業務委託で収入を得る人では、
    同じ720万円でも金融機関が見る資料や考え方が変わる可能性があります。

    ですから、私なら今の段階では、「独立するかもしれないから住宅ローンをやめる」でも、
    「まだ決まっていないから何も考えず進める」でもなく、まず会社に事情を確認して、
    話がどこまで具体的なのかをはっきりさせます。

    そのうえで、不動産会社の担当者にも事情を話して、
    本審査をお願いする金融機関にどう伝えるべきかを相談します。

    まだ「可能性がある」というだけなら、必要以上に不安になることはありません。
    ただ、5,400万円の購入ですから、
    後から「実は融資実行前に退職・独立することになりました」
    という状態だけは避けたいところです。

    住宅ローンは審査に通った時点だけで終わりではなく、
    融資実行まで勤務状況などに変更がないことが重要です。

    今回の場合、まずは会社と話をして、
    独立の話が「単なる打診」なのか「かなり具体的な予定」なのかを確認する。
    そこから金融機関への対応を決めるのが、一番現実的だと思います。

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