不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/08/21

    金利ミックスは「固定と変動を半分ずつにすれば安心」という単純な話ではなく、
    どの程度の金利上昇までなら家計として耐えられるかで考えるものだと思います。

    今回のケースなら、
    まず銀行に「金利ミックスにすると具体的に何がどう変わるのか」を確認するのが先です。
    金融機関によって、
    金利の設定や手数料、借入期間、繰上返済、借り換え時の扱いなどが違うためです。

    そのうえで、家計については「今の返済額がいくらか」だけで判断しない方がいいです。

    例えば、今は夫婦共働きで世帯年収950万円でも、
    数年後に子どもができれば、育休や時短勤務などで収入が一時的に下がる可能性があります。
    逆に、将来的に収入が増える家庭であれば、
    多少の金利上昇を許容して変動金利を選ぶ考え方もあります。

    私なら、まず
    「変動金利が1%上がったら返済額はどうなるのか」
    「子どもができて一時的に収入が下がっても払えるのか」
    「固定部分を入れることで、毎月いくら余計に負担することになるのか」
    を実際の数字で出してみます。

    その結果、変動金利の上昇が怖くて固定部分を入れたものの、
    固定金利の返済額自体が家計の負担になってしまうのであれば、本末転倒です。

    反対に、多少返済額が高くなっても「これ以上は増えない」という安心感を買いたい家庭なら、
    金利ミックスに意味はあると思います。

    結局のところ、金利ミックスが得か損かではなく、
    その家庭の今後のライフプランに合っているかです。

    特に今回のように、まだお子さんがいないご家庭なら、今の年収だけでなく、
    出産・育休・教育費・車や住み替えなど、
    これからの支出まで含めて考えておいた方がいいでしょう。

    ですので、銀行には遠慮せず、
    「固定と変動を半分ずつにした場合の総支払額」
    「それぞれの手数料」
    「金利が1%、2%上昇した場合の返済額」
    「繰上返済や借り換えをする場合の制約」
    を具体的に出してもらってください。

    その数字を見て、
    ご夫婦で「どこまでなら無理なく払えるか」を決めるのが一番現実的だと思います。

    金利ミックスそのものが正解なのではなく、
    安心のためにいくら払うのかを理解したうえで選ぶことが大切です。

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