不動産のお悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2019/05/02

    マンションナビ運営事務局

    マンションリサーチ株式会社

    • 30代
    • 東京都
    • マンションナビ運営メンバー

    ポイントはいくつかありますが・・・

    ■内見時のポイント
    ■当該マンションにて住民同士のトラブルなどが発生していないか
    ■騒音問題

    以上の3点は注意された方が良いかと存じます。

    ■内見時のポイント

    まず、内見をする際は自分の生活リズムに合わせ、自分が家にいる時間帯に内見に行きましょう。例えば、日中では静かな環境でも、子どもや、深夜に帰宅する夜勤の方など生活リズムが異なることによって生じる騒音もあります。そういった生活時間帯によって生じる騒音に対しては自分と近い入居者層が多い物件を選びましょう。生活リズムが似ていると、生活音が気になりにくいものです。

    また、内見の際に掲示板を確認するのも重要です。掲示板に騒音の注意書きがあるときはすでに騒音問題が起こっているので、そういったマンションは避けるのがよいでしょう。

    それとは別に、マンション内部の騒音だけでなく、幹線道路沿いや線路の近くなど、外からの騒音にも注意を払い、窓が二重窓になっているかを確認することも大切です。それでも騒音が気になるという方は、より防音性の高い物件を購入することを検討するのもいいかもしれません。木造、鉄筋造よりも鉄筋コンクリートの方が構造的に音漏れや足音が響いたりなどが起きにくいとされています。

    要するに、騒音ストレスなく快適に過ごすためには事前の下調べが重要です。一度の内見だけでなく足を使って調べましょう。


    ■当該マンションにて住民同士のトラブルなどが発生していないか

    特に注意して頂きたいのは、当該マンションにて住民同士のトラブルなどが発生していないか、ということです。立地や設備の豪華さなどに惹かれて購入したのはいいですが、後々になってマンション専用の掲示板を見てみたら、理事会が組合員によって訴訟されているという事実が判明したというケースがあります。

    ですからマンションの購入を検討する際は、表面的なことにだけに気を取られず、調査をおろそかにしないようにしましょう。「印象がいい」「費用が安い」という理由だけで安易に決めて、後になってそのマンションが訴訟だらけだったということが分かってしまったら、直接被害がなくてもいい気分ではないはずです。事前にしっかりと情報をチェックし、慎重に決めてください。


    ■騒音問題

    中古マンション購入時は、騒音問題を考えることも大切です。立地や価格だけを見て即決することは危険です。特に、築年数が古くなればなるほど、内装や立地条件などがよくても建物自体の構造は古いので、実際に生活を始めてから騒音に気づく場合が多いです。

    上下の階の住民が夜中でも大音量で音楽を聴いたりする、騒音トラブルに巻き込まれる可能性もあります。

    管理会社さんに問い合わせても、個人情報の観点から事前に情報をいただく事が難しい場合もありますので、マンションの管理人さんに問い合わせてみてもよいかもしれません。

    まずは下調べとして、内見の時に生活音の確認ができると良いでしょう。一度の内見だけでは、上下階の住人がいない場合があるので、あえて時間を変えて内見することで、騒音に気づくこともできるかもしれません。騒音問題は管理会社や警察に相談しても、なかなか解決することができず、売却するケースが多いです。

    また、マンションの売却理由を不動産の業者に確認する等参考になる情報を調べてみましょう。
    可能であれば、マンションの中や周辺を歩いたりして、実際の生活の雰囲気を知って置くのも大切だと思います。

    決して安い買い物ではないすし、購入してから騒音に悩まされないように、まずはしっかりと内見時に必要な情報を集めておくことが大切です。情報が集まれば、無駄に悩む時間を過ごさずに済みますし、中古マンションの購入をされた場合は、長く生活する空間です。じっくりと時間をかけて(ご納得がいくように)選ばれた方がよろしいかと思います。

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