不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/26

    事故物件ということでご不安だと思いますが、心理的瑕疵というだけで売却の流れ自体は他の不動産と変わりません。
    もちろん、一般の市場価格よりは安くなるのが現実ですが、それはある意味当然のことで、特別珍しいことでもありません。

    「高く売りたい」なら時間をかけてじっくり買い手を待つ、「早く売りたい」ならある程度価格を下げてスピードを優先する、という選択になります。これが現実です。
    両立できるケースもありますが、これはタイミングの問題であって、自分でコントロールできるものではありません。

    まずは不動産会社に相談してみてください。早ければその日のうちに現地を見て査定してくれますし、心理的瑕疵のある物件も珍しい話ではないので、落ち着いて対応してもらえます。
    一人で抱えて悩むより、専門家に任せてしまったほうが精神的にもずっと楽になりますのでおススメです。

  • 私が回答します

    森 健美

    株式会社TERASS

    • 40代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2025/06/25

    ご相談者様

    精神的にかなりお辛い状況かと思います。
    経験から少しアドバイスをさせていただきます。

    都内郊外となりますと元々市場性の高いエリアではありませんので、
    事故物件でなくとも売却が少し長期化する傾向がございます。

    売却を早くする方法

    〇不動産会社による買取りを検討
    ※複数の不動産会社に当たる
    (仲介に依頼された場合、担当者が複数の不動産会社に打診)
    これがもっとも早く、安全に取引を行うことができます。

    メリット
    〇ローン解除がない
    〇残置物(家具やゴミなど)を買主側負担で対応可
    〇心理的瑕疵も対応できる業者が複数有

    デメリット
    〇再販売するため、一般の方向けの売却よりも価格が下がる傾向

    心理的瑕疵による資産価値への影響
    〇市場価格の7割程度(30%前後の減少)

    買い手の見つけ方
    〇医療・介護関係者
    〇葬儀会社勤務
    〇宗教関係者
    〇賃貸や民泊利用での検討者

    個人の考え方にもよりますが、一般的に心理的瑕疵を気にされる方大半ですが、
    人の死に関わるお仕事をされている方が購入されるケースが多いかと思います。

    心理的瑕疵があるから絶対に売却できないというものでもありません。
    ただ、価格に関してはどうしても調整が入ってしまいます。

    このあたりは、ご相談者様が納得できるかどうか、
    気持ちの整理に関する部分も多いと思いますので、価格に関する丁寧な説明が必要です。

    まずは不動産会社に直接ご相談されるのがよろしいかと存じます。

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/24

    ご相談拝見しました。

    心よりお悔やみ申し上げます。

    ご家族の皆様のより良い今後のために少しでも前向きになれるような情報がご提示できたらと思います。

    しっかりと対策の上行動を起こして頂ければ、買い手はきっと見つかります!

    以下に、基本的な考え方や、選択肢、アクションなどを記載してみました、ご参考いただけますと幸いです。

    ① 買主への告知義務は必須
    釈迦に説法ですが、自殺があった事実は、必ず買主に説明。隠してしまうと契約解除や損害賠償のリスクあり。

    ② 特殊清掃とリフォームで印象改善
    臭いや痕跡を完全除去。室内の雰囲気を整えることで、心理的影響を軽減できます。

    ③ 記録を整理し 誠実に説明
    発生状況、原状回復の履歴、警察対応などをまとめた資料を準備することが出来ると尚良いです。

    ④ 実績のある不動産会社に依頼
    事故物件の扱いに慣れた会社と担当は、適切な説明力と集客力を持ちます。

    ⑤ 専門買取業者への相談
    相場は下がるが、即現金化が可能。ストレスの少ない手放し方です。最終手段として検討の余地はあるかもしれません。

    ⑥一時的に賃貸として活用
    住まわれることで印象が改善し将来的な売却価格の回復を狙う。家賃は通常相場より1~2割下げて募集するケースが多い

    ⑦安心材料の提示で印象アップ
    耐震診断やリフォーム履歴などで 不安を和らげる工夫を、個人的には先に手出しして費用をかける行為はあまりお勧めしません。

    ⑧判例と実務上の価格下落目安
    類似非事故物件に比べて10-30%下落が一般的(判例や理論上)。実務的には最大30-50%下落のケースなどもありますが、ご状況により変動します。

    【次のアクション】
    ① 事故状況の整理
    ② 必要に応じ特殊清掃と最低限の補修手配
    ③ 売却方法の比較(現況売却 解体 買取 賃貸等)
    ④ 実績があり信頼できる不動産担当と連携
    ⑤ 家族や専門家と資金計画を共有

    以上、今後を考えていただくご参考となれば幸いです。

    くれぐれもご無理のないように、ご自愛下さいませ。

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