不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    森 健美

    株式会社TERASS

    • 40代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2025/06/28

    ご相談者様

    悩みどころですね。
    一般論としては、住宅ローン契約前の転職は勤続年数が不足し不利になるケースが多いです。
    また、事前審査の承認も勤務先が変わるのであればやり直しになるかと思われます。

    ただ、

    〇同業種
    〇前職との同一性・連続性が認めれる
    〇年収アップ
    〇ヘッドハンティング

    など、キャリアアップとしての転職であればマイナス評価とはなりませんが、試用期間中=マイナス評価や、勤続年数的に縛りがある金融機関では難しい可能性もあります。
    一度正直に相談するのも一つの手ではあります。

    〇雇用契約書(年俸、給与条件等が記載されたもの)
    〇初月の給与明細
    〇職務経歴書

    などで、キャリアアップとしての内容を疎明すれば金融機関との協議も可能と思われます。
    私が担当であれば一度正規の方法で融資可能性がある金融機関に打診してみます。
    ただ、実務上雇用実績があれば良いですが、これからとなると極めて難しい印象があります。。。
    なので購入のタイミングが今ではなく、半年後など少し遅らせた方が良いのではないかと改めて相談する形を取りますかね。。。

    今回注意が必要なのは、転職の具体的な時期になります。
    融資実行時にそもそも審査で申告した会社に勤続していない、融資実行後の退職(転職)が決まっているとなると、金融機関を騙したのと同じことになりますし、何かしらの理由から在籍確認がされた場合、承認取消しもあり得ます。

    良いか悪いかは別として、転職を秘匿したとしても、融資実行以降に金融機関に対して返済が遅れたりすることがなければ現況の審査結果を利用したとしても発覚することはあまりないと思いますが、上記理由から個人的にはお勧めしません。

    ただ、現状ではまだ何も決まっておらず、今の会社での勤務を続ける可能性があるのであれば話は別です。

    色々なご事情はあるかと思いますが、不安を抱えて住宅を購入するのは精神的な負担が大きくなってしまうので、まずはキャリアアップを優先し、住宅の購入はその後でも良いのかなと個人的には思います。

    「何を優先したいか。」

    これによってできる対応も異なります。
    転職のタイミングも期を逃すともうそのポジションは埋まってしまう可能性もありますし、難しいところですね。

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