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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/10/13

    ご相談拝見致しました。

    共有名義の実家に弟夫婦が住み続け、税金も修繕費も滞っている場合、感情的にならざるを得ないと感じます。しかしまずは感情よりも「権利と証拠の整理」を大切にできると良いですね。

    【現状確認】
    ・登記簿で共有持分の割合を確認
    ・固定資産税や修繕費を誰がどれだけ負担してきたかを整理
    ・弟夫婦が無償で居住している期間と経緯を記録

    【請求できる可能性】
    ・使用料相当額:共有者の一人が単独で使っている場合、他の共有者は使用料を請求できる場合があります。ただし金額や期間の判断は難しく、調停で決めるケースが多い。
    ・立替金の精算:固定資産税や修繕費を負担しているなら、持分に応じて求償(返還請求)が可能。領収書・明細を残すこと。

    【共有物分割調停の現実性】
    話し合いで決着しなければ家庭裁判所で共有物分割調停が可能。売却して代金を分けるか、どちらかが買い取る形が多い。期間は半年〜1年程度。弁護士費用は数十万円ほど。

    【弁護士と司法書士の使い分け】
    ・司法書士:登記や持分移転などの事務処理
    ・弁護士:交渉、請求、調停・訴訟の対応
    今回のように金銭トラブルと感情のもつれを含む場合は、弁護士が入口として適任と思います。司法書士はお話がまとまった後の登記で依頼する形が良いかと思います。

    【動く順番】
    ①支払い実績と共有関係の整理
    ②弁護士に初回相談(30〜60分・無料または5千〜1万円程度)
    ③方針を決めて内容証明や調停申立を検討


    なお、私は弁護士や司法書士資格を持つ立場ではありません。ここでの内容は一般的な内容の整理であり、実際の請求や調停を進める際は、必ず弁護士などの専門家に確認してください。

    ご参考となれば幸いです。

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