不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/12

    まず、「賃貸が正しい」「購入が正しい」というのは、実際にはありません。

    これは本当に、その人のライフプランや価値観、生活スタイルで変わります。

    なので、昔は賃貸派だった友人が家を買い始めたからといって、「自分も急がなきゃ」と焦る必要はないと思います。

    ただ一方で、ここ数年で購入を考える人が増えたのには理由もあります。

    特に東京では、家賃がかなり上がっています。

    中野区周辺でも、2DKで15万円前後は今ではそこまで珍しくありません。

    そうなると、「毎月15万円を払い続けるなら、購入して資産にした方が良いのでは?」と考える方が増えるのは自然です。

    実際、一般的なご家庭で、“今後も長く東京で暮らす予定”で、“無理のない返済計画が組める”のであれば、個人的には購入という選択肢はかなり合理的だと思います。

    なぜなら、住宅ローンは終わりがありますが、家賃は基本的に一生続くからです。

    しかも、今後家賃が下がる保証もありません。

    一方で、購入なら将来的に「住居費がかなり軽くなる」という状態を作れる可能性があります。

    ただ、ここで大事なのは、「家賃と同じ支払いだから買った方が得」と単純に考えすぎないことです。

    購入には、

    ・固定資産税
    ・管理費修繕積立金
    ・リフォーム費用
    ・金利変動リスク
    ・ライフスタイル変化への対応

    などもあります。

    なので、今の家賃15万円より大きく背伸びして、「せっかくだから月22万円払って良い家を…」となると、話は変わってきます。

    それは“得か損か”ではなく、人生全体の余裕に影響してくるからです。

    逆に、「今の家賃とそこまで変わらない」「将来設計の中でも無理がない」のであれば、購入のメリットはかなり現実的です。

    あと、意外と大事なのが、“どう暮らしたいか”です。

    例えば、

    ・転勤可能性
    ・子どもの予定
    ・実家との距離
    ・在宅勤務
    ・今後の働き方

    この辺で、向いている住まいは変わります。

    なので、本当に大事なのは、「賃貸か購入か」ではなく、「自分たち夫婦がどういう生活をしたいか」なんですよね。

    そこが整理できると、購入するべきかどうかも自然と見えてきます。

    中野区周辺は、エリアごとの価格差や将来性もかなり特徴がありますし、同じ15万円でも、「賃貸の方が合うエリア」「買った方が合理的なエリア」が実は結構分かれます。

    なので、焦って結論を出すより、「今の家賃で、どのくらいの物件が現実的に買えるのか」「無理のない返済だとどの価格帯なのか」を一度整理してみると、一気に考えやすくなると思います。

    家探しって、物件探しの前に“人生設計”を整理する作業でもあるので、そこをちゃんと考えてくれる担当に出会うことが、実は一番大事だったりします。

  • 私が回答します

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/13

    ぜひ、この機会に考え方をアップデートしてください。
    家なんて負債だよね、というのはデフレ時代の話です。現在はすでにインフレ期に突入しています。インフレ期にローンを組んで資産を構築したという時代が日本にもありました。高度成長期からバブル崩壊でデフレに突入した平成初期までです。
    ローンはインフレになっても残高が増えることはありませんが、家の資産価値は増大する可能性があります。その差が純資産となります。自宅の家屋部分は時間とともに劣化していきますが、土地は劣化しません。政府目標のインフレ率はおおよそ2%です。年2%が10年続くと1.22倍に膨れます。逆に負債は1.22分の1になります。

    ただし、高度成長期と現在の違いがあります。当時と違い、今の日本は地価が上昇している地域とそうでない地域があります。面積比では1/3が上昇している地域だと言われています。残りの2/3の地域では上述の戦略が成立しません。賃貸あるのみです。

    不動産は人生最大の買い物であり資産です。ある意味、資産家としての目線が必要になります。アップデートというのは、この資産家としての目線を人生に組み込むことですね。世界が変わって見えますよ。

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/05/13

    ご結婚を控えた人生の節目に、住まいへの考え方をアップデートされるのは非常に賢明な判断です。

    かつて「家は負債」と言われたのは、買った瞬間に価値が下がる物件が多かったからです。
    しかし現在は「住居兼資産」と捉える時代に変わりました。
    専門家の視点から、後悔しないためのポイントを800文字程度で整理します。

    1. 「支払額」だけで判断しないリスク
    「家賃15万円」と「ローン返済15万円」を同等に並べるのは禁物です。
    購入には、賃貸にはない以下の保有コストが必ず上乗せされます。

    ◆固定資産税・都市計画税: 毎年発生する税負担です。
    ◆管理費・修繕積立金: マンションの場合、ローン完済後も一生払い続けます。また、将来的に増額されるリスクも考慮せねばなりません。
    ◆金利変動リスク: 変動金利を選択した場合、将来の金利上昇が支払額を直撃します。
    ◆維持メンテナンス費: 突発的な設備の故障や、10〜15年ごとの大規模修繕費用はすべて自己負担です。
    そのためトータルでは、月々の支払額にプラス数万円の余裕を見ておく必要があります。

    2. 「出口戦略」なき購入は避ける
    家を買う際は「一生住む(終の棲家)」か「住み替える」か、どちらのシナリオでも動けるよう出口戦略(売却・賃貸のしやすさ)を想定すべきです。

    ◆終の棲家のリスク: 30年後のライフスタイルや周辺環境の変化に対応しづらくなります。 建物が老朽化した際、建替えや修繕の意思決定を自分たちで行う重みがあります。

    ◆住み替えの戦略: 「もし手放す時、ローン残債より高く売れるか」という資産性を重視します。 利便性の高い駅近物件などは価値が落ちにくく、売却益を元手に次の住まいへ移る「身軽な持ち家派」という選択が可能になります。

    3. 今後の進め方
    ご友人が購入に動いているのは、低金利環境を活かして住居費を「資産形成」に充てようとしているからです。しかし、資産価値の低い物件を勢いで買うのは、まさに「負債」を抱える行為です。

    まずは、お二人の将来像(子供の有無や働き方)を共有し、検討エリアの物件が「10年後にいくらで売れるか」という市場調査から始めてみてください。
    「安くなるから買う」のではなく、「資産としての価値が残るか」を基準に判断することが、現代における正解への近道です。

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所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
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階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

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