不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/06/08

    株式会社tentoの金澤と申します。
    ご相談内容拝見しました。


    売り出してすぐに同じマンション内にライバルが3件も、しかもそのうち1件は「広くて同じ価格」という強力な競合が出現してしまったとなると、一気に焦りや不安が押し寄せてきますよね。
    「このまま埋もれて売れ残ってしまうのでは……」と恐怖を感じるのも当然です。


    結論から申し上げますと、ただ他が売れるのを待つ必要はありませんし、安易に価格を下げる必要もありません。同じマンション内のライバルが多い状況は一見ピンチですが、実は「そのマンションを狙う買主(アクセス数)が一気に集まる」というチャンスでもあります。
    他社との「見せ方の差別化」を徹底すれば、価格を下げずに勝ち抜くことは十分に可能です。
    価格変更以外に今すぐ取れる具体的な戦略を整理しました。


    1. 「広くて同じ価格」のライバルに勝つ方法
    買い手が「広い方」に流れるのは、あくまで【室内の状態や条件がすべて同じだった場合】だけです。
    ◼︎「すぐ住める状態」で差別化する: もしライバルの部屋が「居住中」で荷物が多く生活感がある状態なら、ご相談者様の部屋の片付けを徹底し、モデルルームのように美しく見せる(ホームステージング等)だけで形勢は逆転します。
    ◼︎引き渡し時期や付帯設備: 「即入居可能」にしたり、エアコンや照明、カーテンなどを「そのまま譲ります」といった条件をつけることで、トータルの初期費用を抑えたい買主の心を掴むことができます。

    2. 写真とネット広告の「単独露出」を狙う
    多くの買主はポータルサイト(SUUMOなど)で物件を探しますが、同じマンションが並ぶと必ず比較します。
    ◼︎広告の質を高める: 他の3件のネット掲載写真をチェックしてください。もし写真が暗かったり、枚数が少なければ大チャンスです。プロのカメラマンに明るく魅力的な写真を撮り直してもらい、物件の良さをアピールします。
    ◼︎「内覧のしやすさ」をアピール: 「土日いつでも内覧可能」「夜間の案内もOK」など、買い手が気軽に見学できる体制を作ることで、ライバルより先に内覧予約を勝ち取ります。

    3. 他の3件を利用する
    今、そのマンションには「4件分の購入検討者」が日本中から集まっています。
    別の部屋を目当てに見に来た買主が、「ついでに同じマンションの他の部屋(ご相談者様の部屋)も見ていこう」となるケースは非常に多いです。
    その一瞬のチャンスで「こっちの部屋の方が綺麗で管理が行き届いている!」と思わせれば、他人の集客力を利用して自分の部屋を売ることができます。


    【まとめ】
    今は「売れないイメージ」を心配して下を向く必要はありません。
    むしろ「マンション全体が注目されているお祭り状態」と捉えましょう。


    まずは仲介会社の担当者に、「他の3件の室内写真や居住状態(空室か居住中か)を調べてほしい」「うちの部屋を一番魅力的に見せるために、ネットの写真を撮り直したい」と相談してみてください。
    ライバルを逆手にとって、賢く早期売却を目指しましょう。
    経験上、うまく進められるケースも多くありました。
    (担当様と戦略的な打ち合わせをされて下さい)


    スムーズにご成約されますことを心から応援しております!
    参考になりますと幸いです。

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/06/09

    まず落ち着いて考えていただきたいのですが、
    同じマンションに競合物件が増えた=すぐ価格を下げるという話ではありません。

    売却相談を受けていると、
    この状況で慌てて値下げを提案する営業担当もいますが、私は少し違う見方をします。

    なぜなら、マンションは同じ建物内でも全く同じ商品ではないからです。

    ○階数
    ○部屋位置
    ○眺望
    ○日当たり
    ○間取り
    ○リフォーム状況
    ○管理状態
    ○室内の使い方

    これらによって評価は大きく変わります。

    今回、「10㎡広い部屋が同じ価格」とのことですが、
    それだけで買主が必ずそちらを選ぶとは限りません。

    例えば、
    広いけれど北向き、広いけれど低層階、広いけれど間取りが使いにくいというケースもあります。

    逆に少し狭くても、日当たりが良い、眺望が良い、生活動線が良い
    という理由で選ばれることも珍しくありません。

    実際の購入希望者は、必ず比較しに来ます。

    ですから今の段階では、「広い部屋があるから負ける」ではなく、
    「比較される土俵に立った」と考える方が正しいと思います。

    私ならまずその広い部屋の動きを見ます。

    その部屋が先に決まれば、比較対象が消えます。

    逆にその部屋も全く動かないのであれば、
    マンション全体の価格設定が高い可能性も見えてきます。

    つまり今は、ご自身の部屋だけの問題なのか、マンション全体の問題なのか
    を見極めるタイミングです。

    だからこそ、売り出して2週間で焦る必要はありません。

    むしろこの時期にやるべきことは、値下げではなく分析です。

    ○問い合わせ件数
    ○資料請求数
    ○内覧件数
    ○ポータルサイトでの反応
    ○競合物件との比較

    これを担当者がしっかり分析できているかが重要です。

    優秀な営業担当であれば、「下げましょう」ではなく、
    「なぜ動いていないのか」を説明できるはずです。

    売却は価格だけで決まるものではありません。

    価格を下げるのは簡単ですが、一度下げた価格は戻せません。

    ですので現時点では、競合物件の動き、問い合わせ状況、買主の反応
    を見ながら戦略を立てる段階だと思います。

    私なら今の情報だけで値下げは提案しません。

    広い部屋が先に売れるのか。

    それとも広い部屋も含めて全部動かないのか。

    そこを見てから次の一手を考えます。

    売却で大事なのは、競合が出たことに反応することではなく、
    その競合が市場でどう評価されているかを読むことです。

    そこまで見てくれる担当者かどうかが、実は売却成功の大きな分かれ目だったりします。

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所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

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