不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/12/17

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    不動産は金額が大きいため、右から左にすぐ売れる商品ではありません。さらに、世界にただ一つの希少性の高い商品でもあります。よって、売りに出すときには、高めに設定するのが常套手段です。もし低めで売り出し、あとから高く価格改定することは、かなりの買いニーズが集まっているということになりますので、初回の市場ニーズの読み違いもしくはケアレスミスです。

    スーモでご覧になったということですが、スーモなどのポータルサイトは、何人の人が対象物件を含むエリア・金額帯の一覧表示をし、そのうちの何%にあたる人が対象の物件を見に行ったかという情報を不動産会社に提供しています。

    この数字を見ながら、「先月はこれだけの人が見てくれたが、先週はだいぶ減ったな、価格の下げ時じゃないか、売主と相談してみよう」という活動をします。その結果、売主が仕方ないな、ということであれば、価格が下がるでしょうし、いやいやまだまだ、ということであれば現状維持ということになります。

    ご心配なのは、その物件に何か問題が発生したのではないか、あるいは瑕疵が見つかったのではないか、ということであれば、告知義務がありますのでわかるはずです。

    今回の下げ幅は5900万円に対し、600万円ですから一気に1割下げたことになります。その物件の過去の売買事例がわかりませんので何とも言いようがありませんが、マンションの場合戸建てと違って過去の売買事例から大きく外れるケースは少なめという傾向があります。過去事例に比べて割安な水準に下がってきているのであれば、そろそろ動いてもいいのではないでしょうか。

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