不動産購入のお悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2019/10/27

    島崎湧太

    株式会社ハウジングサクセス

    • 東京都
    • 不動産会社

    ローンの借入期間に関しては最近の主流としては借りれる年数上限で借り入れし、余裕がある際に繰り上げ返済をして期間を短縮していくことがほとんどかなと感じます。単純に期間が短くなれば月々の返済額が多くなり負担が増えるので銀行の審査上でも厳しく見られる可能性もありますので、月々の支払いが負担にならず、銀行の審査も問題がないようでしたらお考えに合った当初から20年の返済期間でいいのかなと思います。借りた後に期間を延ばすことは原則出来ませんのでご注意ください。
    築20年のマンションが安いというのは一般的な考えとして建物の減価償却がある(築年数の経過とともに建物の価値が下がってくる)ので新築から15年後までは割と減価償却の幅が大きく15年を超えたあたりから緩やかに下がり続けるからです。中古マンションを検討の際は新築と違って既に管理組合が結成・運営されてから年数が経っているので、管理状態が把握しやすいので管理状態はしっかりと確認するべきだと思います。駐輪場が雑然としていたり、集合ポスト周辺にチラシが散らかっていたりと管理状態によってマンションの印象度が全く違います。また、将来的に大事になるのが修繕積立金の制度や積立額です。築20年となるとすでに一回目の大規模修繕を終えている可能性が高いので将来的に積立金の改定が行われずに済みそうか、または不足しそうなのかが判断しやすいです。
    どちらを購入した方が安いかということですが、リフォームの内容にもよりますし、まず立地や広さなど物件そのものが違うので一概には言えませんが基本的には築20年の物件をリフォームする方をおススメしています。リフォームをすることによって設備を変えたり、気持ちよく住み始められるということと先程挙げた管理状態が事前に把握しやすいという点です。マンションは管理を買うとも言われますので、築年数が浅く実績が少ないマンションよりその点はしっかりと判断が出来る可能性が高いです。

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