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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/03/11

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    質問には記入されていませんが、この条件だと元利均等返済を選択されていると思います。この方式の特徴は毎月の返済額が抑えられる代わりに、当初の返済分に占める元本返済分がかなり小さく、なかなか残債が減らないことです。
    つまり、5年経っても減ってないな、という状態になります。
    一方、不動産は土地と建物の価値合計額で評価されます。土地は減価しませんが、建物は経年劣化しますので減価していきます。
    つまり残債は減らないのに評価は下がるという状態になります。頭金を入れない場合はさらに顕著になります。
    売却額<残債となり、不足分を何かで補わなければ売却できません。
    この状態で次のローンを組もうとすると返済比率が大きくなりすぎるので次のローンが組めなくなります。
    よって賃貸で当面しのぐというのが無難な手ですが、先行してファミリー物件を買っておくというにも一つの手です。今後は金利上昇、建築単価の上昇など価格が上がる環境が揃っています。しかし住宅ローン金利はまだ低水準です。絶好の買い場であると思います。
    ただし、不動産は道一つ違えば全く別物ですので、物件のチェックは非常に重要です。人生の資産戦略であると考えてよく調査して下さい。

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