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REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/10/25

    ご相談を拝見しました。

    国土交通省の「令和6年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」によれば、令和5年度実績で84.3%の方が変動金利を利用していると報告されています。

    しかしながら、民間の調査では変動金利利用者の約60%が、金利の上昇によって返済負担率が増加したと回答しているように、2024年3月のマイナス金利政策の解除以降すでに金利が上昇しています。今後日銀の追加利上げがあれば、さらに上昇する可能性があるでしょう。

    このように金利が上昇傾向にある状態においては、固定型を選択されるのも一つの方法です。実際、金利が上昇傾向にあるといっても、例えばフラット35の21~35年返済の最頻金利が1.89%とされているように、いまだ低い水準にあるからです。

    しかし、今後も金利の上昇が続とは限りません。長期国債の金利が下落傾向に転じた場合、比較的高い借入金利で固定されます。

    このように変動・固定ともにメリットとデメリットが存在しますので、拙速案としてミックスローンを検討されてはいかがでしょうか。このローンは、変動金利と固定金利を組み合わせるだけでなく、同じ金利タイプを異なる条件で組み合わせる(例えば、当初固定金利3年と10年を組み合わせる)など、ニーズにあった組み合わせが可能です。

    なお銀行の担当者が「変動で様子を見て、上がったら固定に切り替えればいい」と言ったとのことですが、私の知る限り「切り替え」、「借り換え」が必ずしもスムーズに行えるとは限らず、手数料等の負担はもとより、条件変更を伴う可能性すらあります。そのため、甘言に乗せられない注意が必要です。

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