不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    田中 和彦

    株式会社コミュニティ・ラボ

    • 50代
    • 京都府
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/01/16

    ご質問のように、隣地との境界が曖昧なままでも売却自体は可能です。ただし、その状態のままだと買主や金融機関から敬遠されやすくなったり、売却後に境界をめぐるトラブルが発生するリスクが高まるため、何らかの事前対応を強くおすすめします。

     住宅地で小規模な戸建ての場合、売却に対して買主から筆界確認書や境界確定図といった正式な書類まで求められないケースも多いです。しかし、将来的に分筆や再建築が必要になる可能性を考えると、少なくとも隣地所有者との合意(同意書・覚書など)を文書として残しておくことが非常に有利です。

     たとえ多少隣地の方に有利なラインであっても、合意が得られれば測量に基づく図面を作成しやすくなり、将来的な分筆・売却・再建築などがスムーズに進められるという実務上の大きなメリットがあります。逆に合意が取れていないと分筆ができず、将来的に買主側が困るケースが出てくるため、価格交渉をされたり、成約そのものに悪影響を及ぼすことがあります。

     結論として、「売れるかどうか」ではなく、「スムーズに・高く・安心して売れるか」という視点で考えると、隣地との簡易的な合意を取っておくことは費用対効果の高い準備です。

     なお、筆界確定まで進める必要はなくとも、最低限の第一歩として、測量会社に現況測量を依頼して図面を作成し、隣地所有者と内容を確認の上、合意を得られるかを試みるのが現実的です。

  • 私が回答します

    福島

    関計株式会社

    • 40代
    • 大阪府
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/01/16

    相談内容拝見いたしました。

    結論から申し上げますと、境界が曖昧な状態でも売却自体は可能ですが、そのままでは買い手が見つかりにくかったり、売却価格が下がったりするリスクがあります。 また、おっしゃる通り、引き渡し後のトラブルを避けるためにも、事前の対策が非常に重要です。
    古い塀や境界のズレは珍しいことではありません。スムーズな売却のために、今からできることを整理しましょう。

    ① 「確定測量」の実施(土地家屋調査士への依頼)
    まず、専門家である土地家屋調査士に依頼して「確定測量」を行いましょう。隣地所有者の立ち会いのもと、境界点を打って「境界確認書」を取り交わします。

    ② 「越境に関する覚え書き」の締結
    もし塀の位置がズレていて、物理的に今すぐ直せない場合は、隣人と「越境に関する覚書」を交わします。
    「現在は塀がはみ出していますが、将来的に建て替える際には正しい境界線に合わせます」 といった内容を書面で約束します。これがあれば、買い手も安心して購入できます。

    ③ 不動産会社への正直な共有
    査定を依頼している不動産会社に、現在の状況(塀のズレや境界の不明瞭さ)をすべて伝えてください。 誠実な告知は、後のトラブルを防ぐ最大の防御になります。

    上記手続きが煩わしいようであれば、「現況渡し」という選択肢もあります。
    測量リスクを自ら負える不動産買取業者(プロ)が主な買い手になることがほとんどです。
    買取価格は相場の7〜8割程度になることが多いですが手間なく早く売ることが出来ます。

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所在地:品川区〇〇
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専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
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