不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/03/19

    ご相談を拝見しました。

    まず、不動産査定には大きく3つの方法が存在します。ですが、不動産業者の大半は「取引事例比較法」を採用しています。これは、多数の取引事例を収集・比較検討したうえで算出された価格に「事情補正(地域性や個別要因に基づく補正作業)」や「時点修正(過去の事例を今の相場に直す作業)」を行い、概ね3ヶ月で販売できる価格を算出する手法です。

    本来、同一物件の査定で、かつ5千万以上1億円未満の価格帯なら100~300万円程度の差に収まるのが一般的です。ですが本件では各社の差が最大600万円と大きく「媒介契約を取りたい」との思惑が強く反映されている可能性が高いと思慮されます。

    物件の詳細情報が不明のため、どの査定額が適切かはアドバイスできませんが、査定価格の算出方法が合理的であるかを確認されると良いでしょう。

    具体的には、近傍同種物件の成約事例を「㎡単価」で割り返して確認する方法です。その結果80~84万円/㎡程度に集中しているなら、88万円/㎡と査定したB社は合理的根拠に乏しく媒介契約を取りたいがための高値提示である可能性が高いと判断できます。

    いずれにしても強気な価格設定は販売期間を長期化させ、結果的に価格を下げざるを得ないリスクを孕みます。査定根拠を詳細に分析したうえで、最も納得感のある根拠を提示した業者を選ぶのが賢明でしょう。

  • 私が回答します

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/03/21

    株式会社tentoの金澤と申します。
    ご相談内容拝見しました。
    大田区で築14年の70㎡、非常に需要がある物件ですね。
    ただ、会社によって600万円も差が出ると「どこを信じれば…」と戸惑われるお気持ち、痛いほどよくわかります。


    結論から申し上げますと、
    「査定額=売れる価格」ではなく、
    各社の「販売戦略の提示」だと捉えるのが正解です。


    【ポイントは2つです】
    1. なぜこれほど差が出るのか
    各社が見ている「成約事例」は同じでも、味付けが違います。
    A社: 確実に3ヶ月以内に売れる「手堅い」価格。
    B社:「もし指値(値切り)が入ってもこの位」という「最高値」への挑戦。
    C社: 相場に忠実な「ど真ん中」の価格。
    大田区のような人気エリアだと、B社のように「強気で出してみる」という戦略を提案する会社も少なくありません。


    2. 「高く売りたい」と「売れ残り」のバランス
    ローン残債が2,300万円とのことですので、かなり余裕をお持ちですね。
    焦って安く売る必要がないのは大きな強みです。
    ただ、一番高いB社に決める前に、「なぜその根拠(類似物件の成約データ)があるのか」を必ず確認してください。


    【まとめ】
    査定額の数字そのものよりも、「その価格で売るための具体的な戦略」を一番納得感を持って話してくれる会社を選んでください。
    例えば、「まずはB社の価格で2週間出し、反応がなければC社に下げる」といった、売れ残らないための「出口戦略」まで提案してくれる担当者なら安心です。

    せっかくの好条件なマンションですので、
    納得のいく形で進められるよう応援しております。
    参考になりますと幸いです。

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所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
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階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

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