不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/11

    結論からお伝えすると、黙って進めるのはおすすめしません。

     

    理由はシンプルで、住宅ローンの審査は「申込時の属性」だけでなく「実行時点の状況」まで見られるからです。

    今回のように本審査前〜実行前の転職は、
    ・在籍確認
    ・健康保険証や給与振込口座の確認
    ・最終的な書類チェック

    こういったタイミングで高い確率で発覚します。

    その結果どうなるかというと、審査の前提が崩れたと判断され、融資が止まる可能性がある

    ここが一番リスクです。ではどうするべきか。

    現時点で正直に状況変更として相談するのがベストです。

    これから本審査という段階であれば、
    ・同業種かどうか
    ・年収の変動
    ・雇用形態

    こういった内容を踏まえて再評価してもらえる余地があります。

    逆に、黙ったまま進めて最後に止まると、
    手付金の問題
    スケジュールの崩壊

    など、ダメージが大きくなりやすいです。
     
    少し現実的な話もしておくと、今回のスケジュール感だと転職前に融資実行まで持っていくのは難しい可能性が高い

    来月入社となると、金融機関としては「新しい勤務先での実績がない状態」と見るためです。

    ここまでが一般的な金融機関の考え方です。

    その上で一つ選択肢として現実的にあるのが、フラット35の活用です。

    これは経験則になりますが、

    ・転職直後でも審査対象になる
    ・属性の見方が民間銀行より柔軟

    という特徴があるため、正直に状況を伝えた上で通るケースは一定数あります。

    もちろん万能ではありませんが、「今回ダメ=完全に終わり」ではなく、組み直しの選択肢は残せる可能性があるというイメージです。
     
    ファイナンシャルプラン的な視点で一番お伝えしたいのは、“通すこと”と“続けられること”は全く別ということです。

    今回のように状況が動いたタイミングは、

    ・本当にこの借入額で無理がないか
    ・今後の働き方や収入変動に耐えられるか

    ライフプランを見直す良い機会でもあります。
     
    まとめると、
    ・黙って進めるのはリスクが高い
    ・今の段階なら正直に相談した方が傷は浅い
    ・銀行NGでもフラットなど別ルートの可能性あり
    ・一度立ち止まって資金計画を見直す価値あり

    不動産もローンも、「通ればOK」ではなくその後の生活が安定して初めて成功です。

    焦って進めるより、一度整理してから進め直した方が結果的に良い着地になるケースは本当に多いです。

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