不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/04/12

    ご相談を拝見しました。

    売主の価格交渉に対する意向を、元請け業者を除く媒介業者や一般の方が知る方法はありません。また、媒介業者に価格決定の権限はありませんから、売主が価格交渉に一切応じないと言われれば、それを伝えるほかないのです。

    相談されたケースがあてはまるか否かは分かりませんが、不動産実務においてはよく見受けられるケースです。

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/12

    ご相談ありがとうございます。
    このご質問、実務的にはすごくリアルで、「本当のところどうなのか?」が分かりづらいポイントだと思います。

    まず結論からお伝えすると、「価格交渉不可」が本当のケースもあれば、営業トークのケースもあります。
    どちらの可能性も普通にあります。

    ■なぜ「交渉不可」と言われるのか

    大きく分けると2パターンです。

    ① 本当に売主が強気
    →「この金額で売れるなら売るけど、安くするくらいなら売らない」というスタンス
    →急いでいない売主に多いです

    ② 営業側のトーク
    →値下げ前提の話になると商談が崩れやすいので、あえて牽制しているケース

    実際、何ヶ月も売れ残っているのに値下げしない物件は普通にありますし、売主側が「希望額でなければ売らない」という心理で止まっていることも珍しくありません。

    ■交渉はできるのか?

    結論としては、ダメ元でも交渉する価値はあります。

    私自身の経験でも、「交渉不可」と言われていた物件がまとまったこともあれば、逆に本当に一切応じてもらえなかったケースもあります。

    なので、やってみないと分からないというのが正直なところです。

    ■通りやすい“言い方”のポイント

    ここは結構重要で、

    ×「いくらまで下がりますか?」
    →交渉前提に見えて、売主側も構えてしまう

    〇「この金額であれば検討したいのですがいかがでしょうか?」
    →あくまで“購入意思ありき”の相談になる

    この違いで、売主の受け取り方はかなり変わります。

    ■今回のケースについて

    5ヶ月売れていないという事実は、交渉余地を考える材料にはなります。

    ただし、

    ・すでに反響が多い(内見が多い)
    ・売主が本当に急いでいない
    ・近い価格で検討者がいる

    こういった背景があると、時間が経っていても価格が動かないことも普通にあります。

    ■最後に(少し踏み込んだ話)

    浦和区のエリアは、「売れる物件はすぐ売れる・売れないものは止まる」という傾向がはっきり出やすいエリアです。

    なので今回のようなケースは、単純に“高いから売れていない”のか、それとも“売主の意向で止まっているだけ”なのか、ここを見極めることが大事です。

    このあたりは、表に出ている情報だけだと判断が難しい部分でもあるので、

    ・過去の価格変更履歴
    ・周辺の成約事例
    ・売主の状況感

    まで踏まえて見ていくと、だいぶ精度は上がります。

    ちなみに浦和は、独立前に売買でずっと動いていたエリアで、当時住んでいたこともあり、今も実家があるので土地勘はかなりあります。
    もし今回の物件含めて「この価格ってどうなの?」という視点で整理したい場合は、無理に進める前提でなくても大丈夫なので、一度フラットに見てみることもできます。

    こういう局面こそ、焦らず一つ一つ整理して判断するのが一番失敗しない進め方だと思います。

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/04/14

    1.以下を確認・整理してみましょう

    ① 売主は「個人」か「不動産業者(買取再販)」か
     •個人の場合: 住宅ローンの残債や「この価格以下なら売らなくていい」という感情的な理由で強気なケースがあります。 ただし、5ヶ月という期間は、売主も焦りや疲れを感じ始めるタイミングです。
     •業者の場合: 決算期や在庫回転率を重視するため、本来は交渉しやすいはずです。 「値引き不可」と言い切る場合はすでに限界まで値下げ済みなのか、また社内規定等で利益率が固定されている可能性があります。

    ② 仲介会社は「元付」か「客付」か
     ここが最も重要です。
     •元付(もとづけ)会社: 売主から直接依頼を受けている窓口の会社。売主の本音(本当はいくらなら売るか)を把握しています。 
      媒介形態が「売主」であればその会社が売主ですし、「専属専任媒介」、「専任媒介」であれば元付会社の可能性が高いです。
     •客付(きゃくづけ)会社: 購入希望のお客様の窓口。元付会社から「値引きは厳しい」と聞かされているだけのケースが多いです。
     •両直(りょうちょく): 1つの会社が元付・客付の両方を担当する場合。

    2. 戦略的な交渉のアプローチ
     もし現在の仲介担当者を通じて「交渉不可」の一点張りであれば、以下の手法を検討してみてください。
     ★元付会社を探し出して直接相談する 
      現在案内されているのが「客付会社」であれば、その会社を通さず、元付会社(専任媒介を受けている会社)を特定し、そちらへ相談し直すのも一つの手です。
      •メリット: 元付会社は、契約を成立させて売主から手数料をもらうことが使命です。5ヶ月売れていない現状を売主に突きつけ、「このタイミングを逃すとさらに長期化する」と説得してくれる側に回る可能性があります。
      •注意点: すでに今の会社で具体的な購入申し込み(買付証明書の提出)を行っている場合は、抜き行為(中抜き)行為とみなされ大きなトラブルに巻き込まれてしまう可能性がありますので注意が必要です。

    ★「言い方」を変えて打診してみる
     「値引きできますか?」という漠然とした質問には、不動産会社はトラブル防止のため「不可」と答えがちです。
     「○万円(具体的な数字)であれば、即決で契約し、ローン審査もすぐ進めますが、売主様に打診いただけますか?」
     このように、「この条件なら確実に買う」という意思を見せることで、強気な売主の心が動くことも多々あります。


    「本当に交渉できないケース」は存在しますが、それは売主が「売れなくても困らない資産家」である場合などに限られます。
    5ヶ月という期間は、市場価格と乖離している証拠でもあります。
    まずは「売主の属性」と「媒介契約の窓口」を再確認し、より売主の懐に近い(元付に近い)ルートから、具体的な条件を提示して反応を見るのが賢明かと思います。 ただしこの場合、「具体的な商談に入る前」であることが条件となりますのでご注意ください。ちなみに「業者が売主」物件の場合、その「売主」から直接購入した場合、仲介手数料は不要です。

以下の記事もよく読まれています

相談先を選択してください

個人情報保護方針に同意の上、送信ください。

相談テンプレート

住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

無料で不動産の相談をする