不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/02

    ご不安に感じるポイント、まさに多くの方がつまずくところです。
    結論から言うと、

    育休中・復職予定でも審査が通る可能性はあります
    ただし銀行ごとに判断が大きく分かれるのが実情です
    です。

    ■ 審査の考え方(金融機関の見方)

    育休中・時短予定の場合、主に見られるのは以下です。

    復職が確実か(勤務先・在籍状況)
    復職後の見込み年収(時短かフルか)
    過去の収入実績
    世帯としての安定性

    銀行によっては、

    復職前の年収ベースで見てくれる
    時短後の年収で厳しめに見る

    など、かなりスタンスが違います。

    なので「A銀行はOK、B銀行はNG」ということは普通に起こります。

    ■ ご相談内容の本質

    ここが一番大事な部分です。

    今回の前提は、

    ご主人単独では希望額に届かない
    合算しないと購入が難しい

    という状況ですが、この時点で一度立ち止まって考える必要があります

    ■ 審査が通る=安全ではない

    ここ、すごく重要です。

    銀行は「返せる可能性があるか」を見る
    一方で、ご家庭としては「無理なく返し続けられるか」が本質です

    ■ 少し現実的な視点

    もし、

    時短勤務で収入が下がる
    お子様の成長で支出が増える
    どちらかの収入が一時的に落ちる

    こういったことが重なった時に、ご主人単独の収入でも回る設計かどうか
    ここはかなり重要です。

    ■ おすすめの考え方

    個人的には、次の順番で考えるのが現実的です。

    ① まず単独での成立ラインを把握
    ご主人単独でいくらまでなら無理なく返せるかこれが“土台”になります

    ② 合算は「余裕を作るため」に使う
    物件価格を上げるためではなく安全性を高めるために使う

    ここを逆にするとリスクが一気に上がります

    ③ 物件価格の再検討も選択肢

    正直なところ、合算しないと厳しい価格帯なら、少し下げる判断も十分現実的です。

    ■ ライフプランの視点

    住宅購入はゴールではなくスタートです。

    教育費
    生活費の変動
    働き方の変化

    これらを踏まえると、家にお金をかけすぎないことが、結果的に生活の自由度を上げます

    ■ まとめ
    育休中・復職予定でも審査は可能(銀行次第)
    合算前提の購入はリスクも伴う
    大事なのは「通るか」ではなく「払い続けられるか」
    単独でも成立するラインを基準に考えると安全

    少し厳しめに聞こえるかもしれませんが、無理して通したローンほど後で負担になります。

    逆に言えば、ここをしっかり整理できれば「安心して買えるライン」が見えてきます。

    焦って結論を出すより、一度“家族として無理のないライン”を数字で確認してみると判断しやすくなると思います。

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