不動産お悩み相談室
REAL ESTATE Q&A
- 住宅ローン
- 60代
- 女性
-
- エリア
- 神奈川県横浜市磯子区
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- 投稿日
- 2026/06/14
-
- 更新日
- 2026/06/15
- [2回答]
31 view
退職金を繰り上げ返済に使うつもりが、夫が反対しています
60代目前で、定年まであと3年です。
今の住宅ローンは変動金利で残債が約900万円、月々の返済は6万5千円ほどで、定年後は収入が大幅に落ちます。
なので退職金が入ったらすぐに全額返してしまおうと夫婦で話し合っていたつもりだったんですが、夫が急に「老後の現金を手元に残しておきたい」と言い出しました。
確かに退職金は1,500万くらい見込めるので余裕はありますが、金利がこれだけ上がってきている為不安が大きいです。
住宅ローン控除はもう終わっているので控除の問題はないと思うんですが、この残債ならやっぱり一括返済した方がいいでしょうか。
手元に残しておいた方が良いでしょうか。
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ご相談を拝見しました。
確かに、今後の金利上昇や収入減を勘案すれば、退職金で一括返済することは極めて合理的な判断だと思います。返済することで、それ以後の金利負担が不要になるため総返済額も圧縮されるのですから経済的な恩恵も大きいでしょう。
一方で、住宅ローンに利用時には団体信用生命保険へ加入しているため、万が一の際(死亡や重度障害、保険によっては癌や成人病等)には残債がゼロになります。それを考えれば、現金を手元に残しておくというのも一つの選択肢です。
そのため返済に無理のない額、例えば500万円繰り上げ返済して1,000万円は手元に残すなどの折衷案を検討されてみては如何でしょうか。これであれば団体信用生命保険による恩恵を享受しつつ、老後の現金を手元に残しかつ月々の返済額を無理のない程度まで抑えることが可能になるかもしれません。ぜひご検討ください。
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相談先を選択してください

このご相談は、「住宅ローンを返すべきか、現金を残すべきか」という話に見えますが、
実際は老後のライフプランをどう考えるかという話だと思います。
ファイナンシャルプランナーとして考えると、
住宅ローンの繰上返済は損得だけで判断しない方が良いです。
まず整理したいのは、
残債900万円
退職金見込み1,500万円
定年まで3年
住宅ローン控除は終了
という状況です。
数字だけ見ると、退職金で完済すること自体は十分可能です。
ただし、「完済できる」と「完済して良い」は別の話です。
老後は予想外の出費が想像以上にあります。
自宅の修繕
車の買い替え
医療費
介護費用
子や孫への援助
物価上昇
こういった支出は現役時代よりも対応が難しくなります。
そのため、ご主人がおっしゃる「現金を手元に残したい」という考え方も十分合理的です。
一方で、
ご相談者様がお感じになっている「ローンを残したまま老後を迎える不安」もよく分かります。
実際、多くの方は数字以上に、「借金が残っている状態が精神的に落ち着かない」
という理由で完済を希望されます。
私はこういうご相談を受けるとき、繰上返済が得か損かではなく、老後の家計が成り立つか
で考えることをおすすめしています。
例えば、年金収入だけになったとき、月6万5千円の返済があっても生活できるのか、旅行や趣味を楽しめるのか、医療費や介護費が発生しても問題ないのか、ここを確認することが先です。
もし年金生活になっても月6万5千円の返済が全く負担にならないのであれば、
無理に全額返済しないという選択肢もあります。
逆に、年金生活では毎月の返済が重い、老後資金は別に十分確保できるという状況なら、
完済してしまう方が安心感は大きいでしょう。
個人的には、このケースで一番避けたいのは、退職金1,500万円のうち900万円を返済して、
手元に600万円しか残らない状態です。
60代以降は借り直しも難しくなります。
一度返したお金は簡単には取り戻せません。
ですから、全額返済、一部繰上返済、そのまま継続のどれが正しいかは、
ご夫婦の年金見込み額や預貯金、今後の生活設計によって変わります。
住宅ローンだけを切り取って考えると答えを間違えやすいです。
老後の収支表を作って、
「この先20年、30年のお金の流れ」を見た上で判断するのが本来の順番です。
住宅ローンの問題に見えても、実はライフプランの問題であることは非常に多いです。
ご主人の「現金を残したい」という考えも、ご相談者様の「借金をなくしたい」という考えも、
どちらも間違いではありません。
まずは老後の生活費、年金収入、預貯金残高を整理して、
「返せるか」ではなく「返した後も安心して暮らせるか」を基準に考えるのが、
一番失敗の少ない判断だと思います。