不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

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    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/06/21

    まず大前提として、管理費や修繕積立金の値上げは、
    総会の決議ルールに従って可決されれば実施されます。

    そのため、「値上げに反対したい」という場合は、単に反対票を投じるだけでなく、
    他の区分所有者にも内容を理解してもらうことが重要になります。

    ご相談内容を見る限り、値上げそのものよりも、
    「多くの人が内容を知らないまま賛成扱いになってしまうのではないか」
    という点を心配されているように感じます。

    もし本当にそうであれば、まずは総会資料や値上げ内容をしっかり読んでもらうことが先です。

    例えば、
    ○管理費はいくら上がるのか
    ○修繕積立金はいくら上がるのか
    ○値上げ後の負担額はいくらになるのか
    ○値上げしなかった場合はどうなるのか
    こうした内容を整理して、近隣の所有者に共有すること自体は問題ありません。

    マンションによっては、
    所有者同士で意見交換の文書を配布したり、ポスト投函したりするケースもあります。

    ただし、その際は感情的な内容や特定の理事・管理会社を批判する内容ではなく、
    あくまで事実を整理して「総会資料を確認してください」というスタンスに留める方が無難です。

    一方で、冷静に考える必要があるのは、「値上げが嫌だから反対する」ことと、
    「値上げの根拠がおかしいから反対する」ことは別だという点です。

    最近は、
    ○管理会社の人件費上昇
    ○清掃費や設備保守費の上昇
    ○修繕工事費の高騰
    が全国的に起きています。

    そのため、値上げそのものに合理的な理由があるケースも少なくありません。

    もし反対するのであれば、
    ○長期修繕計画はどうなっているのか
    ○修繕積立金の残高は十分なのか
    ○他に削減できる支出はないのか
    ○管理委託費の見直しは検討したのか
    といった具体的な論点を確認することが大切です。

    また、総会前であれば理事会や管理会社に質問書を提出する方法もあります。

    実際には、「反対票を集める」よりも、
    「所有者が判断できる情報を増やす」方が賛同を得やすいことも多いです。

    最終的には多数決になりますが、区分所有者として疑問点を確認し、
    必要だと思う情報を他の所有者と共有することは決して悪いことではありません。

    もし本当に負担増が必要な内容なのか、それとも別の選択肢があるのか、
    まずは根拠をしっかり確認した上で判断されるのが良いと思います。

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