不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/10/09

    査定を依頼したからといって、売却する必要はありません。

    不動産の査定は、今の資産価値を知るために利用しても問題ありません。
    将来の住み替えや資産整理を考えるために、
    まず価格だけ知っておきたいという方もいらっしゃいます。

    ただし、不動産会社によっては、査定依頼を売却検討のサインと受け取り、
    訪問査定や売却の相談を前提に動くことがあります。

    もちろん、売却の可能性を考えて資料を準備すること自体は問題ありません。
    しかし、依頼者の意向を確認せず、売却するつもりがないことを不満に思うような対応は、
    少なくとも信頼関係を築くうえでは適切とはいえないと思います。

    一方で、依頼する側も、今は売却を考えておらず相場を知りたいだけなのか、
    具体的な売却を検討しているのかを最初に伝えておくと、お互いの認識の違いを防げます。

    まだ売却の予定がなく、おおよその価格を知りたいだけであれば、
    まずは机上査定を依頼する方法があります。
    物件情報や周辺の取引事例などをもとに算出するため、訪問査定ほど詳しくはありませんが、
    相場を把握する第一歩にはなります。

    ただし、査定価格は実際に売れることを保証する金額ではありません。
    提示された価格の高さだけで判断せず、周辺の成約事例や査定の根拠も確認することが大切です。

    私が思うのは、査定を依頼する側も、
    対応する不動産会社を選ぶという意識を持ってよいということです。

    価格を知りたいだけの段階でも、こちらの意向を理解し、必要以上に売却を急かさず、
    きちんと説明してくれる会社であれば、いざ売却を考えたときにも相談しやすいはずです。

    不動産の査定は、売却を決めてから利用するものとは限りません。
    今の価値を知っておくことも、将来の選択肢を考えるうえで意味があると思います。

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