不動産購入のお悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/07/14

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社

    初めまして。
    株式会社tentoの金澤寿一郎と申します。
    東京で不動産仲介業を行なっているものです。

    相談内容を拝見しましたが、
    新生活スタートされたばかりでお困りのことと思います。
    参考になりますと幸いです。

    我々仲介業者にとって非常にシビアな部分であります「騒音・臭気」
    これらはどうあっても主観でしかないので、判断が非常に難しくなります。
    売主様記入の物件状況報告書を基にするしか基本的には無いからです。

    とは言え、公平性を以て今回のケースにあてはめてみますと、
    ①深夜までうるさく明らかに公序良俗の範囲内から逸脱している
    ②管理規約の禁止事項に抵触しているレベル
    ③既に過去上階の方のことで管理組合で討議事項になっている(議事録が残っているとベスト)
    ④以前警察を呼ばれるほどうるさく事件になったことがある(議事録が残っているとベスト)
    このような事があれば当然然るべき措置に移れるのかと思います。
    特に③④は直近のことであれば仲介業者の調査不足という見方もあるかもしれません。

    とは言え、共同住宅ゆえに騒音問題はどうしても付きまとってくる部分もございます。
    ご自身でのアプローチの前に管理会社・管理人様へ頼られることをお勧めします。
    きっとお力なってくれるものと思います。

    相談者様が健やかな日々を過ごされますことを
    心よりお祈りしております。

  • 私が回答します

    投稿日
    2024/07/03

    奥林洋樹

    H.L.C不動産コンサルティング

    • 50代
    • 北海道
    • 男性
    • 専門家

    ご相談、拝見しました。ずいぶんとお悩みのことでしょう。

    「音」に関しての相隣トラブルは、大変難しい問題です。

    程度にもよりますが、主観による部分が大きいからです。つまり、気にならない方は気にならないし、そうではない方は、少しの「音」でも気に触ります。

    おそらく売主さんは、「現況報告書」に特筆していなかったでしょう。それは、売主さんが騒音を、社会通念上許容できる範囲だと考えたからです。

    社会通念上許容できる範囲は主観で判断できるものではありません。契約不適合で争うなら、騒音測定装置で、時間帯、音の程度を測定・記録して望む必要があります。

    夜間帯に60dBを超える騒音が常時もしくは頻発して発生しているなら、受忍限度を超えると判断される可能性が高いでしょう。

    反面、40~50dB程度の音が時折聞こえる程度であれば、受忍限度を超えるとまでは言えません。

    このように、音の問題で契約不適合責任を相手方に問うのは茨の道だと言えるでしょう。

    それよりも、音の現況(おそらくは直上)である住人に、気を使ってもらうようお話してみては如何でしょうか?

    ご自分で話をするのに気が引けるなら、管理組合や管理会社を通じて話してもらう方法もあります。

    以上、参考になれば幸いです。

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