不動産お悩み相談室
REAL ESTATE Q&A
- 離婚
- 30代
- 男性
-
- エリア
- 大阪府堺市東区
-
- 投稿日
- 2025/07/25
-
- 更新日
- 2025/07/29
- [3回答]
643 view
ペアローン中、離婚が決まりました
夫婦でペアローンを組んだ家があります。
離婚することになったのですが、住宅ローンの支払いや名義をどうしたら良いか悩んでいます
私は出ていきますが、妻が全てのローンを背負うことは収入的に不可能です。
しばらくは名義も支払いもせっぱんのまま続けますが、そのうちきちんと整理しないといけなくなるかと思います。
この場合どうするのは一番理想的でしょうか。
-
ご相談拝見致しました。
ペアローンで家を持っていてご離婚する場合、整理の仕方は大きく分けて3つあります。
【1. 売却してローンを清算】
言わずもがなもっともシンプルで公平な方法です。家を売り、売却代金でローンを返済。残債があれば2人で負担、余れば分けます。早めに動けば支払いの負担を最小限にできます。
【2. 一方が住み続け、ローンも引き継ぐ】
妻が住み続けるなら、妻単独の住宅ローンに借り換え、夫はローンと所有権から抜けます。ただし、妻の収入や審査次第で借り換えできない場合も多いです。
【3. しばらく共同所有・共同返済を続ける】
急いで決められない場合の一時的な対応です。ただし長引くと、売却のタイミングを逃したり、どちらかが支払えなくなったときにリスクがあります。
次のアクションは下記の通りです。
1. ローン残高と家の現在価値を確認する。複数の不動産会社で査定を取り、売却した場合の残債や利益を把握する。
2. 今後の住まいの希望を整理する。売却して現金化するのか、どちらかが住み続けるのかを話し合う。
3. 金融機関へ相談する。一方が住み続ける場合は単独名義での借り換えが可能か確認し、売却する場合は残債の処理方法を相談する。
4. 離婚協議書や公正証書を作る。誰がどの期間ローンを払うか、売却時の残債や利益の分け方を明文化する。
5. 必要に応じて専門家へ相談する。不動産会社や弁護士、司法書士に依頼し、手続きやリスクを整理する。
以上、ご参考となれば幸いです。 -
ご相談内容拝見いたしました。
ペアローン中の離婚、大変お辛い状況と存じます。
ご夫婦で組まれたペアローンは、それぞれが主債務者となるため、離婚時に非常に複雑な問題が生じやすいです。理想的な解決策を見つけるためには、いくつかの選択肢を検討し、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、ご夫婦で話し合い、合意することが重要になります。
以下に考えられる選択肢と、それぞれの詳細、そして検討すべきポイントをまとめました。
1. 住宅を売却し、ローンを一括返済する
これが最もシンプルで、将来的な金銭トラブルを避けるための「理想的」な選択肢となることが多いです。
〇メリット
・ローンが完済されるため、将来的な支払い義務や名義に関する問題が解消されます。
・お互いに新たなスタートを切りやすくなります。
・売却益が出た場合は、夫婦で分け合うことができます。
〇デメリット
・売却損が出る可能性: 特に購入から日が浅い場合や、市場価格が下落している場合は、売却して
もローン残債を完済できない「オーバーローン」の状態になることがあります。この場合、不足
分を自己資金で補填する必要があります。
・住む場所の確保: 奥様は新たな住まいを探す必要があります。
・精神的負担: 長く住んだ家を手放すことへの心理的な抵抗があるかもしれません。
〇検討すべきポイント
・不動産査定: まずは不動産会社に査定を依頼し、現在の売却相場を把握することが重要です。
・ローン残高の確認: 金融機関に現在のローン残高を確認します。
・オーバーローンになる場合は、不足分をどのように分担して支払うか、夫婦間で話し合う必要
があります。
2. 奥様が住宅に住み続け、名義変更・単独債務化する
奥様が現在の家に住み続けることを希望される場合、この方法を検討することになります。ただし、奥様の収入だけではローンを負担できないとのことですので、非常にハードルが高い選択肢です。
〇メリット
・奥様は住み慣れた家に住み続けることができます。
・お子様がいらっしゃる場合、転校などを避けられます。
〇デメリット
・金融機関が奥様の単独での返済能力を審査します。
・奥様の収入だけでは、まず単独債務者となることは難しいでしょう。
〇検討すべきポイント:
・金融機関への相談: まずは現在のペアローンを組んでいる金融機関に、奥様単独での借り換えや
名義変更が可能か相談してください。正直なところ、奥様の収入だけでは難しい可能性が高いこ
とを覚悟しておく必要があります。
・夫婦間の話し合い: 仮に名義変更が不可能であった場合でも、奥様が住み続けることを希望する
のであれば、質問者様がどのように関わるのか(例:奥様の家賃負担軽減のために、財産分与を
少なくする、など)具体的な取り決めが必要です。ただし、これは後々のトラブルの元になりや
すいため、慎重な検討が必要です。
☆結論として
奥様の収入的に全てのローンを背負うことが不可能であるという現状を考えると、最も現実的かつ将来的なリスクを低減できる「理想的」な方法は、「住宅を売却し、ローンを一括返済する」ことだと考えられます。
もし売却損が出るとしても、その不足分を夫婦でどう分担するかを明確にし、早めに住宅ローンから解放されることが、お互いの新たな人生をスタートさせる上で最善の策となる可能性が高いです。
まずはご夫婦で冷静に話し合い、それぞれの選択肢のメリット・デメリット、そして経済状況を正確に把握することから始めてください。
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相談内容を拝見しました。ぺアローンを組まれていて離婚をされるのでどういう方策がよいのかお悩みなのですね。
まずは、妻がその住宅に居住を継続したい度合い(マンションそのものか環境や学区等)や、離婚をするにしろ、お二人の今後の協力関係がどれくらい期待できるのかにかかっていると思います。考えられる方策として
1. 当面は状況が固まるまで現状維持
あくまでも最終的な方策を決めるまでの一時的な対応です。銀行には相談者様が家を出る(居住要件に外れる可能性)は申し出る方がよいでしょう。その間にお互いの将来のことを考慮して検討期間とします。
2. 住宅を売却して持ち分により精算をする。
これがもっとも簡単ですが、残債がのこる場合は負担割合を決めておく必要あります。
3. 離婚協議の中で妻への財産分与扱いとする
婚姻中に築いた財産は原則、1/2の持分で財産分与をしますが、財産の貢献度や養育費、慰謝料、婚姻費用などと綜合的に考えて、過度な分与にならないように離婚協議をして公正証書にしておきます。離婚における財産分与は原則として贈与税の対象外ですが、婚姻期間中に形成した実質的共有財産の清算の範囲を超える場合は贈与税の対象となりうる。弁護士や税理士を入れて話しあうことも検討できます。
4. 妻の名義に統一する
現状の妻の収入だけでは妻1本のローンに借り換えるのは難しそうですが、妻の親の協力で、住宅資金贈与をしてもらう、一時的に親から借り入れるなどして、借り換えが可能か検討することもできます。
まずは、お互いの将来に配慮しながらベストな方法を模索する中で、協力しながら解決することが理想ですが、話し合いがまとまらない場合は離婚調停という制度もあります。
以上ご参考まで