不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/01/26

    佐脇孝明

    株式会社サワキタ不動産

    • 60代
    • 千葉県
    • 男性
    • 不動産会社

    銀行の融資業務って、融資をするかしないかの審査はきっちり行いますが、いったん融資をしてしまえば毎月定期的にお金が入ってくる仕組みなので、楽なのです。それが35年ではなく最長50年も続くということですから、銀行にとってもおいしい仕組みなのです。
    融資を受ける側としては長い期間にわたって利息を支払い続けなればいけませんので、おっしゃる通り支払い利息総額が大きくなることがデメリットです。それ以外のデメリットでは50年先は多分仕事をしていない可能性がたかく、どこかで返済原資を貯めなければいけないということでしょうか。

    しかし、今はデフレ時代。デフレというのはモノの価値が上がり、貨幣価値が下がる現象ですので、貨幣を借りてモノを買う住宅ローンによる自宅の購入は、経済合理性に合致したものです。つまり、無理に返済原資を貯めなくてもインフレに伴う収入の増加により、返済額自体が相対的に小さいものになってくるのです。バブル崩壊以前の日本はインフレ時代でしたので、その時代に持ち家比率が上昇したという歴史があります。

    デフレ時代には、貨幣価値が上がりますので、ローンは早めに返すべきですが、今は変わりました。物件価格が上昇してしまった今、35年を超えるローンは十分検討余地があると思います。

イイタンリアル相談窓口

以下の記事もよく読まれています

無料で不動産の相談をする