不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/06/07

    ご相談拝見しました。

    結論から申し上げますと、通常の分譲マンションとして建てられた、ペット共生型物件であれば、住宅ローンは基本的に問題なく利用できるかと思われます。

    金融機関が重視するのは「建物の用途が明確で、再販性があること」ですので、内装に多少ペット向けの仕様があっても、それが審査のマイナスになることはほとんどありません。

    ただし、以下のような一部の特殊物件は注意が必要です。

    ・ペットホテルなど事業用途が含まれる物件
    ・市場でほとんど流通していない独自仕様のマンション
    ・賃貸用やシェア型物件(実需性が低い)

    こうしたケースでは、担保評価や用途判断の面で、融資が難しくなる可能性があります。

    将来の売却についても、「ペット共生型=売れにくい」というわけではありません。

    ペット共生志向の方は年々増えており、しっかり管理されている物件であれば、むしろ選ばれる可能性もあります。

    不安な場合は、購入を検討している物件について「この物件で住宅ローンは組めますか?」と不動産会社へのヒアリングや複数の金融機関に事前審査等を通じて確認されるのがおすすめです。

    また、下記には一般的にローンが通りづらいマンションの条件を記載します。

    •築年数が極端に古いマンション(1981年以前、旧耐震基準)
    •管理状態が悪いマンション(修繕積立金不足・滞納多数)
    ・エレベーターなし・階段のみの中高層マンション
    ・戸数が少ない(二十戸未満等)
    ・専有面積が極端に狭い(20㎡未満など)
    ・敷地権がない区分所有(再建築不可)
    ・賃貸割合が極端に高い(住民の大半が非所有者)
    ・耐震診断未実施または耐震性に問題のあるマンション
    ・店舗や事務所と多数混在する複合用途型マンション
    ・特殊用途・コンセプト型マンション(シェア型・ペットホテル併設など)
    ・借地権付きマンション(特に定期借地権型)


    安心して理想の住まい探しが進められることを願っております。

    ご参考になれば幸いです。

以下の記事もよく読まれています

無料で不動産の相談をする