不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/07/03

    ご相談拝見致しました。

    突然の海外転勤、本当にお疲れさまです。慌ただしい中で大切な住まいをどうするか考えるのは、大きな決断だと思います。特に、まだ築浅のマンションであれば資産価値も気になりますし、「急いで安く手放したくない」というお気持ちも、とてもよく分かります。


    そこでまず、【確認すべき質問】をもとに状況を整理した上で、想定される【選択肢】を提示してみます。

    【まず整理したいこと(確認すべき質問)】
    1. 住宅ローンの残債と、今売却した場合の予想価格は?
    → 売却益が出るのか、残債が残るのかで今後の判断材料となります、

    2. 日本へ戻る可能性は本当にゼロか、何年後か予測はできますか?
    → 3年後などある程度の目安があれば、定期借家での賃貸も検討可能です。

    3. このマンションを「資産」として残しておきたい気持ちはありますか?
    → 売却か保有かを判断する気持ちの軸にもなります。

    4. 仮に賃貸に出す場合、管理業務をすべて任せられる管理会社の目処はありますか?
    → 海外転勤中のトラブル対応や空室管理の体制確認が重要です。

    5. ご家族のご意向や生活事情(学区、家具の処分など)はどうですか?
    → 不動産以外の要素も最終判断に大きく影響します。


    【考えられる選択肢】

    ① 売却する(実需向けに販売)
    ・最もシンプルで、管理の手間なし
    ・戻る予定がなく、ローンを完済できるなら前向きな資産整理に

    ② 賃貸に出す(定期借家契約など)
    ・将来戻る可能性を残しておきたいなら有効
    ・空室や滞納等のリスクには備えが必要(管理委託が前提)
    ・賃料収入でローンをカバーしつつ資産を持ち続けることも可能
    (銀行との関係性には要注意)
    ・友人知人等、安心な身内向けに賃貸するのも有効かもしれません

    ③ 一時的に貸しながら、並行して売却活動を行う(リースバックやオーナーチェンジ売買含む)
    ・売却と賃貸、どちらかに決めきれないときの中間案
    ・ただし、自宅扱いでなくなると譲渡所得の税制優遇(3000万控除)に影響が出る可能性があります

    以上、ご検討のご参考となれば幸いです。

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