不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2025/07/17

    ご相談を拝見しました。売却後も住み慣れた家に賃貸として暮らし続けられるリースバックは、正しく運用された場合、貸主・借り主双方にとってメリットのあるスキームです。

    しかしながら、リースバック会社(大半が不動産会社)が利益を優先するあまり、安く買取りかつ賃料を割高にし、さらには十分な説明をせず定期賃貸借契約で賃貸締結をして、期間満了後は更新を認めず退去を迫ったり、更新時期に極端な賃料増額を迫ったりする事態が散見します。

    これが、世間でよく言われる典型的な失敗のパターンです。

    これを防ぐには、次のようなポイントを確認する必要があります。

    ①提示された買取価格の妥当性
    ②賃貸借契約の更新
    ③近傍同種の物件と比較した賃料の妥当性
    ③一定期間以上、家賃を引き上げないとする特約の可否

    これらを確認すれば、取り敢えず想定されるリスクは回避できるでしょう。しかしながら、個人的には可能な限り、リースバック以外、例えばローンの返済期間を延ばす、売却して他の住まいに移る、生活費を削減する方法など、他の選択肢を並行して検討することをお勧めします。

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