不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/24

    ご相談ありがとうございます。

    まず結論から言うと、「どこの会社でも一緒か?」というと、実務的には全然一緒ではありません。

    ただし、ここでよく勘違いされるのが、「会社の違い」というよりも、実は担当する営業マンの違いの方が圧倒的に大きいという点です。

    仲介手数料は上限が決まっているので、「どこに頼んでも同じサービス」と思われがちですが、
    実際の現場では、
    ・価格設定の考え方
    ・販売戦略の組み立て
    ・写真や見せ方(第一印象)
    ・問い合わせ対応のスピードと質
    ・内見時の雰囲気づくり
    ・内見後のフォロー(ここがかなり差が出ます)
    このあたりで結果が大きく変わります。

    これは会社というより、営業マンの力量とスタンスの差です。

    なので、査定額だけで選ぶのは正直おすすめしません。

    査定額はあくまで「その会社(営業マン)の見立て」であって、高い査定=高く売れる、ではありません。

    むしろ、「媒介を取りたいがために高く出している」→ 結局売れずに値下げしていく

    このパターンは現場ではよくあります。

    金子の感覚でいうと、見るべきポイントはもう少しシンプルで、
    ・会話がかみ合うか
    ・質問に対して具体的に答えてくれるか
    ・都合のいい話だけでなく、リスクも説明してくれるか
    ・売れるまでの流れを現実的に説明できているか

    ここを見れば、その営業マンが「やれる人かどうか」はだいたい分かります。

    メールの内容やレスポンスでも結構差が出ます。

    あと一つ現実的な考え方として、最初から1社に絞るのが不安であれば、一般媒介でスタートして、ダメなら切り替えるというやり方も全然ありです。

    ただ、これもやり方次第で、

    ・複数に任せすぎて誰も本気にならない
    ・情報管理がバラバラになる

    というデメリットもあるので、「比較するために一時的に使う」くらいの感覚がちょうどいいと思います。

    少し極端な話をすると、どんなに大手に頼んでも担当が微妙なら結果は出ませんし、逆に中堅でも担当がしっかりしていればしっかり売れます。

    賃貸でも売買でも同じですが、結局は“誰がやるか”で結果は変わります。

    なので、最終的には「この人なら任せてもいいか」ここで決めるのが一番後悔が少ないです。

    もし、話を聞いていて「この人はちゃんと考えて動いてくれそうだな」「ちゃんと現実も伝えてくれるな」そう思える営業マンに出会えたら、そこは一つの判断材料になると思います。

    売却は金額も大きく、期間もかかる話なので、条件だけでなく「人」で選ぶ視点を持っておくと、結果はかなり変わってきます。

  • 私が回答します

    金澤 寿一郎

    株式会社tento

    • 30代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/24

    株式会社tentoの金澤と申します。
    ご相談内容拝見しました。


    「どこの会社に頼んでも、結局はレインズ(業者間サイト)に載せて買い手を待つだけじゃないの?」という疑問、実は売主様の多くが抱かれる本音です。
    仲介手数料という「コスト」が同じなら、なおさら差が見えにくいですね。


    結論から申し上げますと、「どこの会社でも一緒」ということは決してありません。選ぶ会社や担当者によって、最終的な「成約価格」と「売却までのスピード」には、数百万円単位の差が出ることが本当に多くあります。私が大手をやめて独立したのはこの背景が大きくあります。


    失敗しないための判断基準を整理しました。

    1. 査定額だけで選ぶのが「安易」な理由
    最も注意が必要なのが、「査定額が高い=高く売ってくれる会社」ではないという点です。
    高預かり(たかあずかり)の罠: 契約を取りたいがために、相場を無視した高値を提示し、数ヶ月後に「反響がないので下げましょう」と誘導する手法があります。
    機会損失: 最初に高すぎると、一番注目される「売り出し直後」のチャンスを逃し、結果的に相場より安く叩き売る羽目になるリスクがあります。査定額は「根拠(近隣の成約事例)」で比較してください。

    2. 「会社」による戦略の違い
    仲介手数料が同じでも、その中で提供される「サービス」には大きな差があります。
    広告の質: プロのカメラマンが撮影するか、スマホ撮影か。これだけでネット上の閲覧数は数倍変わります。
    他社紹介の有無: 自社で買い手を見つけて手数料を両取りするために、他社からの紹介を断るような会社は避けるべきです。業界として当然NGではあるものの、、、というところになります。

    3. 何を基準に選ぶべきか?
    結局のところ、不動産売却は「担当者」という伴走者選びです。
    提案力: 「ただ待ちます」ではなく、「今の時期はライバルが多いので、この層をターゲットにしましょう」といった具体的な戦略があるか。
    相性: 嘘をつかない、レスポンスが早い、デメリットも正直に話す。こうした「信頼感」は、長期にわたる売却活動において価格以上に重要になります。


    【まとめ】
    「どこも一緒」と思わず、まずは2〜3社に会ってみて「自分のマンションの欠点をどうカバーし、魅力をどう最大化してくれるか」を競わせてみてください。
    「査定額が一番高い会社」ではなく、「一番納得感のある売り方を提案してくれた会社」を選ぶのが、最終的な成功への近道です。


    大切なお住まいが最高の結果で次のオーナー様へと引き継がれるよう、心から応援しております!
    参考になりますと幸いです。

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