不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    投稿日
    2026/04/28

    ご相談を拝見しました。

    相談者様が懸念されているように、そう簡単な話ではありません。実務上、非常に大きなリスクを伴うからです。

    まず、名義がご主人のまま元配偶者と実子が居住している実態は、銀行側からは自己居住以外の利用、いわゆる貸与とみなされます。そのため、銀行に事情を説明したうえで了解を取り付ける必要があります。しかし、これ自体が困難な作業です。一般的な見解として認められる可能性は極めて低いと言えるでしょう。相談した時点で、一括弁済を迫られる可能性すらあるのです。これは、相談せず無断で実行した場合も懸念されるリスクです。

    さらに、運よく承認が得られた場合においても延滞や転売リスクが懸念されます。家を出て新たに生活を始めるご主人に、住宅ローンの返済を確実に続けられるだけの余裕はあるのでしょうか。無断で転売されても、無償で暮らしている相談者様は新所有者に対して賃借権を主張できず、立ち退きを余儀なくされます。また、住宅ローンが長期間延滞されれば競売に付され、立ち退きを迫られることになるでしょう。

    このように、薄氷を踏む状態となるのです。

    軽く考えているご主人の提案は、単にトラブルを先送りしているだけのような印象を受けます。離婚に際して住宅の確保をどのように担保するか、弁護士を始めとする専門家に相談されることをお勧めします。

  • 私が回答します

    福島

    関計株式会社

    • 40代
    • 大阪府
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/28

    ご相談内容拝見いたしました。
    結論から申し上げますと、そのまま住み続けることは可能ですが、口約束だけでは非常に危険です。
    理由は大きく2つあります。

    ① 銀行にバレて「一括返済」を求められるリスク
    住宅ローンは「契約者(夫)が住むこと」が条件です。役所から銀行へ直接連絡は行きませんが、銀行からの郵便物が届かないことなどでいずれ確実にバレます。その場合、契約違反としてローンの一括返済を求められる恐れがあります。

    ② 突然、家を追い出されるリスク
    夫が自分の新しい生活費などで苦しくなりローンの支払いをやめてしまったり、勝手に家を売却したりした場合、あなたと子供たちは強制的に退去させられてしまいます。

    【今後の対策】
    ご主人は簡単に考えているようですが、後で泣き寝入りしないために以下の対応が必要です。
     ・銀行の許可をとる: 離婚後も家族が住み続けることについて、まずはローンの借入先の銀行に相談する。
     ・「公正証書」を作る: 夫がローンを払い続ける場合、口約束ではなく必ず法的に強い効力を持つ「公正証書(こうせいしょうしょ)」という書類に残す。
    まずは、離婚問題や住宅ローンに詳しい専門家に相談されることを強くお勧めします

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/04/28

    まず前提として、「できる・できない」の話ではなく、これは完全にリスクをどう捉えるかの話になります。
    その上で、状況ごとに整理しておきますね。

    ■そのまま住み続ける場合(ご主人名義のまま)

    結論から言うと、住み続けること自体は可能です。
    実務でも、離婚後に元配偶者がそのまま住み続けるケースは珍しくありません。

    ただし、ここで一番大事なのは「名義」と「ローンの責任」が変わっていないという点です。

    住宅ローンの契約者 → ご主人のまま
    支払い義務 → ご主人
    物件の所有権 → ご主人

    つまり極端な話をすると、

    ご主人がローンを止めたら → 住んでいても関係なく競売リスク
    ご主人が売却したいと言えば → 原則は止められない
    ご主人に万が一があった場合 → 相続の話に巻き込まれる

    という状態です。

    ■銀行との関係について

    ご質問にあった点ですが、

    住民票の移動
    離婚の事実

    これが自動的に銀行へ通知されることは基本ありません。

    ただし、銀行は「契約者本人が居住する前提」で融資していますので、

    長期間の不在
    返済状況の変化

    などから、後々確認が入る可能性はゼロではありません。

    ■ここが一番のポイント

    ご主人が「住んでいいよ」と言っているのはありがたい話ですが、正直に言うとこれは口約束ベースの安心です。

    今は良くても、

    新しい生活が始まったとき
    再婚や環境の変化

    こういったタイミングで、話が変わるケースは現場では普通にあります。

    ■退去して売却・清算する場合

    こちらはシンプルで、

    売却してローンを完済(または整理)
    残った資金を財産分与

    という形になります。

    メリットは明確で、

    名義・お金・責任関係がすべてクリアになる
    将来のトラブルをほぼ断ち切れる

    という点です。

    ■現実的な判断の考え方

    少し踏み込んだ話になりますが、離婚後も元ご主人の名義の家に住み続けるというのは、言い方を選ばずに言うと相手の善意に乗っかり続ける形です。

    それを「安心」と取るか「不安」と取るかで判断が変わります。

    ■寄り添いとしての現実的な落としどころ

    どちらを選ぶにしても、ここだけは意識した方がいいです。

    ●住み続けるなら
    最低限、書面(使用貸借や賃貸借の形)を残す
    住宅ローンの支払いがどうなるか明確にする
    ●売却するなら
    早めに動く(時間が経つほど感情が絡んで難しくなる)
    ■最後に

    今回のケース、どちらが正解という話ではありません。
    ただ一つ言えるのは、「今は大丈夫そう」が将来も大丈夫とは限らない

    ここだけは冷静に見ておいた方がいいです。

    お子さんもいらっしゃる中での判断ですし、「安心して生活できる状態がどっちか」で考えると、答えは見えやすくなると思います。

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所在地:品川区〇〇
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