不動産お悩み相談室
REAL ESTATE Q&A
- 売却
- 40代
- 女性
-
- エリア
- 千葉県柏市
-
- 投稿日
- 2026/04/29
-
- 更新日
- 2026/04/30
- [3回答]
556 view
買主が手付金を払わず契約が止まっている
中古戸建てを売却中で、買主も決まり、契約書類まで準備しました。
その後、契約当日になって、買主側から「手付金の準備が間に合わないので、契約だけ先にしたい」と言われました。
こちらは不安だったため断ったのですが、不動産会社からは「買主の意思は固いので大丈夫」と言われています。
手付金がないまま契約するのは怖いです。もし契約後に買主がやめたいと言った場合、こちらは何を根拠に動けばいいのでしょうか。
この段階で白紙に戻しても問題ないでしょうか。
-
ご相談を拝見しました。
契約締結前であれば、契約をしないとの判断も有効です。また、求めに応じて契約を締結した場合でも、買主が解約を申し出た場合には、買主は相談者様が契約の履行に着手する前、あるいは手付放棄の期限内であれば手付金相当額の支払い、それ以降については違約金(通常、売買価格の2割)を支払う必要があります。
これらは、国土交通省から提供されている標準売買契約書を踏襲していれば、当然に盛り込まれている条項です。
法的には手付金の有無によらず売買契約は有効とされますが、実務的には、万が一解約された際には手付金や違約金を取得するための手間が生じます。その点については媒介業者にまかせれば良いのですが、取り逸れる危険性が十分に考えられます。そもそも、契約当日になって手付金を用意できなかったとの要望は、その後のトラブルを予見させます。
契約に応じるか否か、冷静に判断されることをお勧めします。 -
相談を拝見しました。
不安を感じるのは当然であり、不動産会社の言葉を鵜呑みにするのは危険です。
まだ契約書に署名捺印していないなら白紙撤回は可能です。何のペナルティもなく断れます。
「手付金が用意できないなら契約はしない。準備ができ次第、再設定する。それまでは他の希望者も受け付ける」と不動産会社に伝えてください。
「手付金が間に合わない」という買主は、資金計画そのものが破綻している可能性があります。
そんな相手に大切な資産を任せるのは非常にハイリスクです。
今は焦らず、条件を整えるか、別の信頼できる買主を探すべき局面かと存じます。
参考になれば幸いです。
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結論から言うと、手付金なしで契約を進める必要は一切ありませんし、むしろ受けない判断が基本的に正しいです。
まず前提として、売買契約における手付金は単なる「頭金」ではなく、契約の担保(本気度の証明)と、解約時のルールを機能させるための重要な要素です。
通常は
・買主は手付放棄で解約
・売主は倍返しで解約
というルールが成り立ちますが、
手付金がない状態だと→ この解約ルール自体が実質機能しません。
つまりご相談のケースだと、契約だけしてしまうと
・買主が簡単に離脱できてしまう
・売主側は時間だけ失う
・他の購入機会も逃す可能性がある
という、売主にとってリスクの高い状態になります。
■ 「意思が固いので大丈夫」という説明について
正直ここは注意が必要です。
「大丈夫」というのは結果論でしかなく、本来は“大丈夫にするために契約条件を整える”のが仲介の仕事です。
・なぜ手付が用意できないのか
・いつなら支払えるのか
・それまでどう担保するのか
ここが整理されていないまま進めるのは、根拠としては弱いと言わざるを得ません。
■ 少しだけ実務的に整えるとこうなります。
・「手付が払えない=即NG」ではなく
→ 条件付きで成立させる余地はあるが、何も担保なしはNG
・受ける場合は
→ 手付支払い期日の明確化
→ 期日未払いの場合の契約解除条項
→ 違約金(ペナルティ)の設定
などを必ず入れるべき
・そもそも
→ 最初から資金準備ができていない場合は信用面の評価は下がる
→ 少なくとも「通常の買主ではない」という前提で見る必要あり
■ 現実的な対応としておすすめ
今回のケースであれば、選択肢はシンプルです。
① 手付金支払いと同時契約を条件にする→ これが基本形
② どうしても進めるなら→ 「〇日以内に手付未払いなら無条件解除」などの特約を入れる
③ 不安が残るなら見送る→ まったく問題ありません(むしろ合理的)
■ 白紙に戻せるか?
まだ契約締結前であれば、白紙に戻しても法的なペナルティは基本的にありません。
むしろ、条件が整っていない状態で無理に進める方がリスクです。
■ 最後に少しだけ現場の感覚として
今回の違和感はかなり本質的です。
・お金の準備が間に合わない
・でも契約は先にしたい
この時点で、「想定外」ではなく、事前準備の問題である可能性が高いです。
だからこそ慎重に見るべき相手という判断は妥当です。
まとめると、
・手付なし契約は基本NG
・やるなら必ず担保条件を入れる
・納得できなければ進めないでOK
このスタンスで全く問題ありません。
むしろ、この段階で違和感に気づいているのはかなり良い状態なので、焦らず条件をコントロールしていくのが一番安全です。