不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/07/06

    査定額が700万円も違うと、高い会社を選びたくなるお気持ちはよく分かります。

    ただ、一番大切なのは「査定額=売れる価格」ではないという点です。

    査定はあくまで各社の予測です。同じ物件でも、
    不動産会社によって販売戦略や価格の考え方が違うため差が出ることは珍しくありません。

    今回の3社の価格を見ると、3,280万円、3,650万円、3,980万円という結果です。
    この並びだけを見る限りでは、3,980万円で成約できる可能性は決して高いとは言えず、
    販売開始価格として提示している可能性も考えられます。
    一方で3,280万円は早期売却を重視した、やや慎重な査定という印象です。

    この3つの価格帯から市場を想像すると、
    実際の成約価格は3,650万円前後になる可能性を一つの目安として考えるのが自然だと思います。

    高い査定を否定する必要はありませんが、その価格を信じて販売期間だけ長くなり、
    結果的に何度も値下げしてしまうケースは決して少なくありません。

    そこで、一つ確認してみることをおすすめします。

    「この査定額で売れなかった場合、どのような販売計画を考えていますか。」

    さらに踏み込んで、
    「もしこの価格で売れなかった場合、その査定に対して御社はどのような責任を考えていますか。」
    と質問してみることです。

    もちろん法的なペナルティがあるわけではありませんし、
    不動産会社に損害賠償を求められるものでもありません。

    ただ、この質問をすると、本当に売れると思って査定した価格なのか、
    それとも媒介契約を取りたいから高めに提示しただけなのか、
    担当者の考え方が見えやすくなります。

    売主としては、高い査定額そのものより、
    「なぜその価格なのか」「売れなかった場合はいつ、どのように価格を見直すのか」
    という具体的な販売戦略を聞くことの方が重要です。

    最終的には査定額だけで会社を選ぶのではなく、

    ○価格の根拠を具体的に説明できるか
    ○販売計画を明確に示してくれるか
    ○定期的な報告や提案をきちんと行ってくれるか

    こうした点も含めて判断すると、
    売却後に「この会社に任せて良かった」と思える可能性は高くなるでしょう。

  • 私が回答します

    福島

    関計株式会社

    • 40代
    • 大阪府
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/07/07

    ご相談内容拝見いたしました。

    結論から申し上げますと、売り出し価格は極端な数字を除いた「中間の価格(3,650万円前後)」を基準にするのが最も安全で現実的です。

    査定額に700万円もの開きがあると、一番高い3,980万円という数字に期待してしまうお気持ちはとてもよく分かります。少しでも高く売りたいと思うのは当然のことです。
    しかし、ご自身でもネット等の情報から薄々お気づきかもしれませんが、この最も高い金額は現在の相場からかけ離れている可能性が非常に高いと言わざるを得ません。

    〇価格の考え方と、不動産会社を選ぶ際の注意点をまとめました。
    1. なぜ非現実的な高い査定額が出るのか
    契約を取りたいという業者の思惑: 不動産業界では、自社で売却依頼(媒介契約)を獲得したいがために、あえて相場より高い「実際には売れない価格」を提示するケースが多々あります。
    売れ残るリスク: 根拠のない高すぎる価格で売り出してしまうと、いつまでも買い手がつかず、結果的に相場よりも大幅に値下げして手放すリスクに繋がります。

    2. 高い価格を出した会社を見極めるポイント
    高い価格で売れる可能性は完全にゼロではありませんが、金額だけでその会社に決めるのは大変危険です。もしその会社への依頼を検討されるなら、契約前に必ず以下の2点を厳しく確認してください。
    客観的なデータに基づいた根拠: 「需要が強い」といった曖昧な言葉ではなく、近隣の似た条件の物件が、実際にその価格帯で売れたという「過去の成約事例(データ)」を提示してもらう。
    具体的な販売戦略: その強気な価格で売るために、どのようなターゲットに向けて、どういった広告や営業活動を行うのか、具体的な作戦を説明してもらう。

    3. 今後の賢明な進め方
    まずは「中間の3,650万円前後が実際の相場である」と冷静に捉え、これを売り出し価格のベースとして考えることをおすすめします。

    その上で、一番高い査定を出した会社には「お手並み拝見」のスタンスで、上記の根拠と戦略を求めてみてください。そこで明確なデータや納得のいく作戦が提示されなければ、その価格は単なる「契約を取るための見せ球」です。ご自身の大切な資産を任せるパートナーとしては不適切と判断し、候補から外すのが賢明です。

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住み替えを検討しています。下記物件を売りたいのですが、いくらで売れるでしょうか。
直接◯◯さんに相談したいです。

所在地:品川区〇〇
築年数:15年
間取り:3LDK
専有面積:72㎡
階数/総階数:8階/20階建
管理費・修繕積立金:25,000円/月
現在この物件に住んでいます。

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