不動産お悩み相談室
REAL ESTATE Q&A
- 相続
- 40代
- 女性
-
- エリア
- 栃木県小山市
-
- 投稿日
- 2026/08/13
-
- 更新日
- 2026/08/15
- [3回答]
179 view
父が近所の人に畑をタダで使わせていた。相続後に返してもらえますか
3か月前に父が亡くなり、実家と隣接する畑を相続しました。
遺品を整理していると、父が長年にわたって近所の知人に畑をタダで使わせていたことが分かりました。
母の話では15年以上続いているとのことで、口約束だけで契約書は何もないようです。
将来的には売却も考えているので、いつかはその方に使用をやめてもらう必要があります。
口約束で土地を使わせていた場合、相続後でも「返してほしい」とこちらから言えるものでしょうか。
また、売却を進めるうえで何か対応が必要になりますか。
-
無償で不動産を貸している場合には、法律上「使用貸借契約」という事になります。
使用貸借契約の場合、条件次第では、速やかな解約が難しくなる場合もあります。
そのため、存命の間に、きちんと返却の条件を契約書面にしておくことをお勧めします。
また、相続後に自分が使わない農地の場合には、相続するとかえって処分にてこずるような場合もあります。そのような不動産であればは、現在の使用者に権利を有償(あるいは無償)で譲渡するような方針を立ててもよいかもしれません。 -
◆相続後の返還請求
相続後でも「返してほしい」と言えます。
口約束(期間の定めなし)で15年以上経過していれば、目的達成に十分な期間が過ぎたとみなされ、いつでも解約を申し入れることが可能です。
※民法598条
https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089#Mp-Pa_3-Ch_2-Se_6-At_598
◆もし「もらった」と言われた場合の対策
証拠がなくても、名義人であるこちらが圧倒的に有利です。
•名義(登記)と固定資産税:土地の名義がお父様のままで、我が家が税金を払い続けている事実が「あげていない(貸している)」強力な証拠になります。「もらった」と主張するなら、その証拠を示す責任はお相手にあります。
•初動の切り出し方:相手に「もらった」と言わせないため、「父の遺品整理で、長年タダでお貸ししていたと聞きました」と、貸し借り前提の既成事実を作って切り出しましょう。
•「もらった」と主張されたら:「なぜ名義変更しなかったのか」「なぜ我が家が税金を払い続けているのか」を突きつけ、客観的な証拠の提示を求めましょう。
◆売却へのステップと着地点
•相続登記:まずは畑の名義をお父様から相続人へ変更します。
※相続登記義務化 https://www.moj.go.jp/MINJI/souzokutouki-gimuka/index.html
•話し合いと書面化:相手の収穫時期に配慮しつつ期限を決めて交渉します。合意できたら「解約合意書」を交わします。
•妥協案(覚書):すぐの立ち退きを拒まれたら「あと1年貸す代わりに、これは借りている土地であるという覚書」にサインをもらいます。一通でも書類を書かせれば、土地を乗っ取られる時効のリスク(時効取得)は完全に消滅します。
話がこじれそうな場合は少しでも早く、専門の弁護士へ相談することをおすすめします。
以下の記事もよく読まれています
-
50代 女性
- 相続
-
- エリア
- 静岡県浜松市浜名区
-
- 投稿日
- 2026/08/28
- [1回答]
139 view
相続した土地の一部が高圧線の下にある
半年前に父が亡くなり、実家の畑と隣接する空き地を、姉とふたりで相続しました。 先日、土地の測量に来てもらった際に、空き地の一部が高圧線の真下にあることを教えてもらいました。 売却を考えているのですが、高圧線の下にある土地は建物を建てられない範囲があると聞き、買い手がつくのか不安です。 売却する場合に価格へどの程度影響するのか、また買い手を見つけやすくする方法があるのか知りたいです。
139 view
-
40代 女性
- 相続
-
- エリア
- 千葉県船橋市
-
- 投稿日
- 2025/12/19
- [1回答]
858 view
介護してきた私より、何もしていない兄の発言の方が強いです
母名義のマンションがあります。 私は10年以上、母の介護をしてきました。 兄はほとんど関わらず、最近になって「相続は平等だから」と言い出しました。 母はまだ存命ですが、判断能力が少し怪しくなっています。 このまま何も決めずに相続が始まったら、絶対に揉める気がしています。 介護の事実や支出は、相続や不動産の扱いに反映されないのでしょうか。
858 view
-
30代 男性
- 相続
-
- エリア
- 東京都世田谷区
-
- 投稿日
- 2019/07/07
- [3回答]
2679 view
相続した土地の売却
時間がかかってもいいのでなるべく高く売るには、どうしたらいいのか?
2679 view
-
50代 男性
- 相続
-
- エリア
- 東京都三鷹市
-
- 投稿日
- 2026/05/21
- [3回答]
451 view
売る前に屋根を直すべきか?
築42年の実家を相続しました。 私は東京に住んでいるため、静岡の実家には月1回行けるかどうかです。 売却するつもりで不動産会社に相談したところ、「雨漏り跡があるので、このままだと買主から大きく値引きされるかもしれません」と言われました。 屋根の修繕見積もりを取ると、約180万円かかるそうです。 最近は建材や工事費が上がっているとも聞きますし、売る家にそこまでお金をかけるべきなのか悩んでいます。 ただ、雨漏りがある家として売り出すとかなり安い金額がついてしまいますよね? リフォーム前提で購入する層からすれば、雨漏り程度は大したことないのでしょうか? 弟は直さずそのまま売れば良いと言っているのですが、私は母が大切にしていた家を雑に手放すことに抵抗があり、話しが進みません。 直してから売るか、現状のまま売るか、どちらが良いでしょうか。
451 view
-
40代 女性
- 相続
-
- エリア
- 埼玉県さいたま市見沼区
-
- 投稿日
- 2026/07/07
- [3回答]
225 view
叔父が「父から家をもらう約束をしていた」と言い出しました
父が亡くなり、実家のマンションをどうするか弟と話しています。 母はすでに亡くなっていて、相続人は私と弟の2人です。 実家は築27年の3LDKです。 私も弟も住む予定はないので、売却して分けるつもりでした。 四十九日が終わった頃、父の弟にあたる叔父から連絡がありました。 「兄さんから、最後はこの家を自分に譲ると言われていた」という話です。 私はそんな話を一度も聞いたことがありません。弟も同じです。 遺言書は見つかっていません。 叔父が見せてきたのは、父が数年前に送ったメールの画面でした。 そこには確かに、「自分に何かあったら、この家のことは頼む」と書いてありました。 ただ、それだけです。家を譲るとは書かれていません。 叔父は父の入院中、病院への送迎や買い物を手伝ってくれていました。そのことには感謝しています。 でも最近は、「鍵も自分が預かっている」「勝手に売るのはおかしい」と言われるようになりました。 実際、実家の合鍵は叔父が持っています。父が生前に渡していたようです。 弟は「相続人じゃないんだから無視して売ればいい」と言っています。 私はそこまで簡単に進めて、あとから揉めないか心配です。 遺言書がなく、メールだけの場合でも、叔父にマンションを渡す約束があったと認められることはありますか? また、叔父が鍵を持ったまま売却に反対している場合、先に鍵を交換しても問題ないのでしょうか。
225 view
-
40代 女性
- 相続
-
- エリア
- 青森県黒石市
-
- 投稿日
- 2019/10/18
- [3回答]
2727 view
築140年の空き家の扱いについて
親から相続した実家の取り扱いについて困っています。築140年で田舎にあるのでおそらく土地を売っても二束三文にしかならず、人が住まなくなってからかなり老朽化してしまいました。豪雪地帯なので雪の重みで窓枠が歪んでしまい、数センチの隙間ができるほどです。取り壊すにしても広い家なので、かなりの費用が必要になると思います。 もしも災害などが起きて倒壊するようなことがあればご近所さんに迷惑をかけてしまいますし、早めにどうにかしたほうがよいのでしょうか…
2727 view
-
50代 女性
- 相続
-
- エリア
- 茨城県日立市
-
- 投稿日
- 2026/07/16
- [1回答]
208 view
売れると思っていた実家が、兄の借金の担保にもなっていた
父が亡くなり、実家の戸建てを兄と私で相続することになりました。 母はすでに亡くなっています。 相続の手続きで登記を確認したところ、兄の事業資金の借入に関する担保が付いていることが分かりました。 父が生前、兄のために実家を担保提供していたようです。 私はその話をまったく聞いていませんでした。 兄は、父が納得してやったことだから問題ないと言っています。 不動産会社には売却するなら担保を外す必要があると言われました。 ただ、兄の借入はまだ残っており、完済できるめどもはないようです。 実家は空き家のままです。 固定資産税や草刈り、雨漏りの修繕費だけがかかっています。 売ろうとしても兄の借入が原因で売れず、その維持費を私も負担するのは納得できません。 この場合、実家を相続すると、兄の借入の影響まで私が受けることになるのでしょうか。 担保が付いたままの実家について、相続人の一人だけが売却や処分を進めることはできないのでしょうか。
208 view
-
40代 男性
- 相続
-
- エリア
- 千葉県柏市
-
- 投稿日
- 2025/03/05
- [2回答]
1172 view
相続した不動産、どう分けるのが公平ですか
母が3つの不動産を残して亡くなりました。遺言はなく、相続人は私と弟の2人です。 公平にわけよう、となったのですが。どう分ければ公平なのかさっぱりわかりません。 どんな方法があるか、アドバイス頂けないでしょうか ①都内のマンション(母が居住、2LDK、築14年、売却相場4,500万程) ②郊外の戸建て(祖父から母へ相続された古い戸建て、現在は賃貸中で、管理は母が行っていた、売却相場1700万円程) ③地方の賃貸アパート(2世帯のちいさなアパート一棟。管理は管理会社に依頼、月15万程の収入) 他に預金と有価証券が少しです。
1172 view
-
50代 男性
- 相続
-
- エリア
- 大阪府寝屋川市
-
- 投稿日
- 2019/09/27
- [1回答]
2741 view
アパート5部屋の遺産相続について
先日、親族の遺産でアパートを5部屋相続したのですが、兄弟で分けるために売却しようと考えています。 そこで質問なのですがアパートを売却するのに出来るだけ高値で売却したいのですが、何かいい方法はあるのでしょうか??その場合、5部屋まとめて売れるのでしょうか? また1部屋だけ残すということも可能ですか?
2741 view
-
50代 男性
- 相続
-
- エリア
- 新潟県長岡市
-
- 投稿日
- 2025/10/31
- [1回答]
986 view
相続した空き家に入居者がいるが契約書が不明で困っています。
亡くなった父が持っていた戸建てを相続したのですが、知らない方が住んでおり、賃貸契約書が見つかりません。 母も詳細を知らず、家賃の振込先も父の口座でした。 まずどこに相談したら良いでしょうか。父の口座は既に凍結している為、家賃の振込みも止まってしまっている状態です。 入居者の方に事情を説明して契約書を見せてもらう他方法はないでしょうか?
986 view

相談先を選択してください

これは、「15年以上タダで使わせていたから、もう返してもらえないのでは?」
と考えて余裕を持っているのは危ないと思います。
今回のように、父親が近所の方に無償で畑を使わせていたのであれば、
一般的には「使用貸借」に当たる可能性があります。
使用貸借は、賃料を取っていないこと自体から直ちに「永久に使わせる」
という権利が発生するものではありません。
期間や使用目的をどう取り決めていたかによって、終了時期や返還請求の可否が変わります。
特に、期間も使用目的も具体的に決めていなかったのであれば、
貸主は契約を解除できると民法598条2項に定められています。
ですから、
「父が15年以上使わせていた=相続した自分も、そのまま使わせ続けなければならない」
という話ではありません。
ただし、ここで一つ注意したいのは、
「口約束だから今日から使うな」といきなり言えばいい、というほど単純でもないことです。
15年間も継続して畑として使っているのであれば、
実際に父と相手との間で「いつまで」「何のために」「どういう条件で」
使わせていたのかを確認する必要があります。
お母様の記憶や、相手方からの説明も含めて、
「父からどのような話をされていましたか」「いつまで使っていいという話でしたか」
「売却するときには返してもらう話になっていませんでしたか」などを確認しておくことです。
そして、将来的に売却するつもりなら、私なら「そのうち返してもらえばいい」とは考えません。
売却の話が具体的になってから、
「実は15年間使わせています」「返してもらう話はまだしていません」となると、
買主を探す側からすると非常に扱いにくい土地になります。
理想は、売却を考え始めた段階で、相手の方に事情を説明して、
「父から使っていただいていたことは承知しています。
ただ、相続した土地について今後売却も考えているため、○月末を目途に返していただきたい」
という形で、返還時期を明確にしておくことです。
15年という期間が長いので、
「長年使わせてもらっていたのだから、今さら返してと言われても困る」
と相手が考える可能性もあります。
そこを無視して感情的に進めるより、まずは父との約束がどうだったのかを確認して、
できれば話し合いで返還時期を決める方が、売却まで考えれば圧倒的に進めやすいです。
また、相続したから使用貸借関係を一から作り直すわけではありません。
相続人として父の財産関係を引き継いでいるので、
父がどのような条件で土地を使わせていたのかが重要になります。
今回のポイントは、「タダで貸していたから返してもらえない」のではなく、
「どんな約束で使わせていたのか」が重要ということです。
そして、売却を考えているのであれば、私なら後回しにはしません。
不動産は、売ろうと思ったときにすぐ売れる状態になっている方が強いです。
買主が決まってから使用者との返還交渉を始めるのではなく、
売却を考えた時点で使用関係を整理しておく。これが実務的には一番安全だと思います。
もし相手が返還に応じない、
あるいは「父からずっと使っていいと言われている」などと主張してきた場合は、
そこで初めて弁護士等に契約関係を確認してもらう段階です。
15年間という長さもありますので、
そこは「口約束だから簡単」と決めつけない方がいいでしょう。
今回のケースなら、
まず父と相手との間にどんな話があったのかを整理する → 返還時期を話し合う → 売却活動に入る
という順番をおすすめします。
「まだ売るか決めていないから」と何年も放置するより、
将来売る可能性があるなら、今のうちに整理しておく方がずっと楽です。