不動産お悩み相談室

REAL ESTATE Q&A

  • 私が回答します

    金子徳公

    株式会社ハウジングサクセス

    • 50代
    • 東京都
    • 男性
    • 不動産会社
    投稿日
    2026/05/08

    築45年とのことですので、一般論だけで言えば「古家付き土地」として扱われるケースは多いです。
    ただ、だからといって先に解体するのが正解とは限りません。

    むしろ個人的には、建物がまだ使える可能性があるのであれば、「まずは建物付きで、解体前提含め販売」から始める方が現実的だと思います。

    理由はシンプルで、解体してしまうと“土地としてしか売れなくなる”からです。

    逆に建物が残っていれば、

    リフォームして住みたい人
    DIY前提の人
    賃貸活用したい投資家
    古家付き土地として考える人
    最終的に解体する前提の人

    など、買主候補が広がります。

    つまり、「中古戸建」「土地」両方の市場で反応を見られるんです。

    不動産会社の「ターゲットが変わる」という説明は、その意味だと思います。

    一方で、更地にすると、

    見栄えが良い
    建築イメージしやすい
    古家への不安がない

    というメリットはあります。

    特に、

    土地が整形地
    立地が良い
    建築条件なしで需要が強い

    こういう土地だと、更地の方が動きやすいケースもあります。

    ただ注意点として、解体は「やれば必ず高く売れる」わけではありません。

    むしろ、

    解体費180万円
    滅失登記費用
    固定資産税の住宅用地特例終了

    なども含めると、先にお金が出ていきます。

    さらに、解体後にすぐ売れないと、その負担だけ先行します。

    なので大事なのは、

    「更地にしたらいくらで売れそうか」
    「古家付きならいくらで動きそうか」
    「差額が解体費以上あるのか」

    ここを数字で比較することです。

    実際には、

    古家付き

    反応を見る

    一定期間動かなければ解体

    という流れはかなり多いです。

    特に相続案件は、感情だけで先に解体してしまい、「思ったほど価格差が出なかった」というケースもあります。

    逆に、建物を残していたからこそ、「リフォーム前提で欲しい」という買主が現れることもあります。

    ですので今回は、「まず解体ありき」ではなく、“どちらの方が最終的に手残りが多いか”を、販売価格・解体費・税金・維持費まで含めて整理してから進めるのが大切だと思います。

    不動産は、「なんとなく更地の方が売れそう」で動くと、後から収支がズレることが本当に多いです。

    だからこそ、先にプランニングをして、その上で解体するか判断する進め方が失敗しにくいと思います。

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